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座頭市喧嘩太鼓 (1968)

監督
三隅研次
  • みたいムービー 1
  • みたログ 54

3.68 / 評価:19件

三田佳子さん みとれてしまいました

  • omoidarou さん
  • 2012年10月14日 3時25分
  • 閲覧数 915
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

背中の後ろから、「ウッ!」と染みこんでくるような女性の声が聞こえてきた。
これは、しびれる声だ、と思って振り向いたら日本映画専門チャンネルでこの映画をやっているところでした。
見れば、やはりというか、美しい三田佳子さんでした。

きものの似合うこと、似合うこと。
素敵な女優さんの声といったら、まず思い出すのが私は大原麗子さん。
好きなだけ甘えていいんだよ、って言いたくなるような声でした(甘えてくれないだろうけど…)。
次いで若尾文子さん。くぐもったような声がたまらないのだけれど、テキパキと強い語気での台詞がけっこう記憶にあって、打ち負かされそうで、しみじみと女性の声に酔いしれたいと思ったときは難点となるのかなあ?。
でも、若尾さんもたまらない。

三田佳子さんはイメージ的に銀座のクラブのママさんのようなねっとり感があるのがケバケバしい感じがしていたのだけれど、何の先入観もないときに飛び込んできた声は、素晴らしいの一言でした。
薄幸な役も見事にこなしていて、クラブのママさんにはとうてい見えない。
こんな風にしゃべる女性の横で、死ぬまでに一度お酒を飲んでみたいものだ(三田さんはイヤだろうけど…)。
大原麗子さんの声は頭から入ってくるのに対して、三田佳子さんの声は下半身から上がってくる感じ。
こんなこと長々と書いて飽きないというのは、私は病気なのかもしれない。

美人として新珠三千代さんも加えたいところなんだけど、新珠さんは声の特徴というか印象は今ひとつ薄い感じがする。
大好きな日本映画の女優さんはいっぱいいるのだけれど、この4人は私にとって特別な存在。
昔の美人女優さんって、どこか魅力の深さが違うんですよね…。

勝新太郎って小太りで背も小さくてスタイルも悪くて、顔立ちだって、どこがどういいわけじゃないのだけれど、「座頭市シリーズ」「兵隊やくざシリーズ」「悪名シリーズ」と、どれもこれもヒットする人気シリーズの主役を3本も同時進行で演じていた怪物でした。
シルベスター・スターローンだって「ロッキー」と「ランボー」を3~4本作ったらアップアップだったことを思えば、こんなことをやってのけた俳優さんは日本映画史上、彼一人ではないでしょうか。ヒット作を1本作るのも大変な世界で、これは驚異的なことですね。

売れるまでは苦労したようですけど、売れたあとが凄かった俳優さんでしたね。
眼なんか甘ったるい眼で、ド迫力のキャラは合わないようにも思えるのだけれど、人気の行方がどうなっていくかなんて、分からないものですねえ…。
子供の頃「兵隊やくざ」見て、軍隊怖い、戦争怖い、満州怖い、上官怖い、女郎宿怖い…とやたらと怖がっていた自分を思い出してしまいました。

それにしても、さすが三田さん、ラストで「あなたがいなくなってしまっては…」と泣き崩れながらすがるシーンの上手いのなんの。座頭市よ、テキトーな旅いつまでもやってないで、任侠やめてこれ程の美女と身を固めればいいじゃないか、このお~~~、と思うのでした。

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