風林火山
3.4

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(15件)


  • hcc********

    4.0

    スケールの大きい娯楽作

    主要キャスト3人に三船敏郎・中村錦之助に佐久間良子、脇を緒形拳・中村翫右衛門・中村賀津雄らの芸達者が固める豪華な配役。合戦のシーンは躍動感があり、三船と佐久間良子の心の触れ合いのシーンは佐久間良子の上手さが良く出ていて情感に富んでいる。さすがは稲垣浩や橋本忍の仕事だと感心。 史実の山本勘助は身長150㎝たらずの不細工な小男とされており、三船敏郎とは似ても似つかぬ容貌だったようだが、まあここを忠実に再現する必要は無いだろう。黒い鎧に身を固めた三船の堂々たる姿は非常に印象的だ。 ただ上杉謙信役の石原裕次郎は場違いな気がした。中村錦之助と相対する役でそれなりのネームバリューのある役者、という基準で選ばれたのかもしれないが、頭巾を被っていて顔は分かりにくいし台詞すら無い役なので、もっと侍らしい風貌の俳優にしておけばよかった。

  • bar********

    3.0

    う~ん

    風林火山。風林火山といえば、大河ドラマでもやっていましたね。筋書きはかなり違うのですが、諏訪攻めのくだり、由布姫のくだりはまったく一緒です。 この映画はやや舞台設定が分かりにくいです。戦国好きなら板垣、甘利、飯富、信繁などは知っていますが、何も知らないと一体誰が誰なのかさっぱりわからないと思います。セリフでは「虎昌に~」や「板垣殿~」などとさりげなく言われますが、一体何のこと? とハテナマークが浮かぶこと間違いありません。 また諏訪の重要性(諏訪大明神)や、甲相駿三国同盟のこと(縁戚関係になったので攻められない)、信濃・上野の情勢など知識がないとさっぱりわけがわかりません。 日本地図を敷いて、ほんの数秒でいいので解説するなど、戦国好き以外の方にもハードルを下げる工夫が欲しかったところです。 またこれは井上靖氏の原作の問題点でもあるでしょうが、冷徹な軍略家、山本勘助が諏訪御料人と相思の仲になっていく過程が突拍子もない話に思えます。必然性が全然ないんですね。可能性として、お互い一目惚れだったということが挙げられますが、だからといって勘助は不自然なくらい諏訪御料人の近くにおり、勝頼の命名のくだりも重要な位置にいて少しも不思議がられません。これだけ不思議な仲になっていては、讒言をする者がいたり、ご不興を買って当然なはずでは? せめて諏訪の民の理解を得るため~とか、晴信が忙しくて、勘助に世話を言いつけるとか、そういった裏付けが欲しいところ。それでも諏訪御料人が勘助をあれほど特別視する意味が分かりません。 また他のレビュアー様もおっしゃっていますが、三船さんの演技に迫力がありすぎて、完全に御館様が向こうになっています(笑)。『武田信玄』として、信虎追放のところから三船さんにやって欲しかったくらい。 あとは演出や脚本の話になりますが、これは良いところもあったのですが、間延びしているというか、キレがないところはいくつかあったと思います。全体として見ると、まあ凡作かなと思います……。勘助が武田家中の中心になるという過程も、裏でどんな暗躍をしているんだ……(恐)、というくらいスピーディで、さすがにご都合主義が過ぎると思います。

  • der********

    3.0

    年取って初恋の人には会わないほうがいい

    実はこの映画、封切り時に観ています。歴史好きの中学生にとっては生涯忘れられない作品になりました。ところがそれから40余年たって観なおしてみると、ずいぶんとチープな作品に感じてしまいました。 だから怖いんだよね、昔観た古い映画を観なおすのって。女の子もそうだけれど、映画も好きになるのかならないのかは、第一印象、初めて観たときの印象がすべて。初恋の女の子には、年を取ってから合わないほうがいいというのは、けだし真実ですね。

  • いやよセブン

    3.0

    山本勘助の恋心

    井上靖の原作を三船敏郎の山本勘助で、稲垣浩が監督した超大作。 由布姫は美しい佐久間良子で、山本勘助との心の交流が切なく描かれる。 武田信玄は中村錦之助、川中島では上杉謙信(石原裕次郎)と戦うが、これは明らかに別撮り。

  • tos********

    3.0

    井上靖原作で、三船勘助は?

     井上靖の原作は以前読みました。山本勘助の由布姫に対する微かな感情が繊細に描かれていて、軍師の戦記物とちょっと違っていたように覚えています。映画の三船勘助は、細やかなところは描かれていないようで、かといって原作が軍師物として勇ましいばかりというわけではないので、ちょっと物足りない気がしました。  元服前の勝頼演じる故中村勘三郎が、意外にぽっちゃり。他の出演陣も豪華。  

  • サンゴ

    3.0

    佐久間良子の由布姫が気高く悲しく美しい

    大河ドラマの「風林火山」を見ていたので、なじみがある題材だったこともあり、とても面白かった。 冒頭、山本勘助が、野武士仲間のゴロツキを言いくるめて武田の重臣板垣信方を襲わせ、そこに颯爽と助けに現れることで、二人とも仕官できるように企むのだが、それも嘘で、単に襲うふりをしていただけのゴロツキの腕を刀で切り落とし、追いかけて殺してしまう。 頭がよく非情な山本勘助の人となりを最初の5分で表現しきったところが素晴らしい。 まんまと武田に仕官した勘助は、信玄に重用され活躍していくのだが、前半は父親を殺された上に敵である信玄の側室にさせられた類まれなる美女・由布姫との関わりがとても切ない。 この悲しい身の上の、たいそう気の強い美しい姫を佐久間良子がとても魅力的に演じきっている。 大河ドラマ版では、そこまでハマらなかった由布姫と勘助の切ない想い合いが、この映画ではぐっと来て泣けた。 この、由布姫との話が良すぎて、由布姫が亡くなった後はちょっと物足りなくなってしまった。 あと、由布姫の子、勝頼役の子役が、びっくりするほど不細工なのはどうしたことか。 絶世の美女と歌われた由布姫の子供なんだから、とびきりの美少年でもよさそうなものなのに。 芝居がうまいわけでもなく、ひどい大根だし。 子役が可愛いとそれだけで得した気分になる私としては、子役のキャスティングに手を抜かれると萎える。 それもこの長い映画の最後をしめくくる直前のかなり大事な時間帯に、この子役が結構な時間出続けるのだ。 美味しい食事の最後に出てきたデザートがまずかった感じでガッカリ。 というわけで、前半だけなら★4つだったんだけど、由布姫退場以降がイマイチだったので★3つに。 それでも、こういう歴史大作は、大河ドラマの総集編よりもずっとつまらないのが多い中では、出色の出来栄えでした。 映像も綺麗だし、音楽も素晴らしいし、キャスティングもいいし(子役以外)、話自体も面白かったです。

  • jub********

    3.0

    残念ながら

    これまで見る機会がなかったのですがBS放送で初見の機会を得ました。 しかしながら、この贅沢な配役を得ても印象は散漫なまま終わりました。 「世界の三船」さんの演技も台詞も重々しすぎて逆効果。背景の音楽も荘重すぎて散漫。 全体に太いバックボーンが欠けて、大河ドラマの総集編のような印象が残るのみ。 日本映画界が斜陽化して、三船プロ、黒沢プロ、東宝等がバラバラになっていた時期のせいでしょうか。 もしも監督に黒沢明さんを迎えていたら、後の影武者並み、あるいはそれ以上の傑作が生まれていたのかも知れないな、と無い物ねだりを考えてしまいました。

  • cmc********

    4.0

    世界のミフネ!

    大河ドラマの総集編のような作品。 勇壮かつ軽快な音楽と、テンポの良いストーリーで飽きずに観る事が出来た。 何より、豪華な俳優陣に魅了された。 山本勘助役の三船敏郎は、演技というより圧倒的な存在感で、戦国武将の強さと男の哀しさを体現してみせる。 勘助の夢と野心は、見ていて清々しくもある。 佐久間良子は、見た目少し今風の、気性が激しく、男達の戦いに翻弄される由布姫を見事に演じていた。 上杉謙信役の石原裕次郎は、出演場面にツッコミどころが有るが、流石のスケール感で物言わぬ謙信を演じ、鮮烈な印象を残した。 緒形拳は、同じ橋本忍脚本の「八甲田山」の時と同様、土の匂いのするキャラクターを飄々と演じ心に残る。 そして、信玄役の中村錦之助は、彼自身のスター性や華やかさが役にマッチして、求心力のある信玄となった。 165分の長尺だが、由布姫がらみの部分が割と長い。 少し削って、脇を固める武将それぞれの人物像をもう少し掘り下げれば、なお良かったのではないかと感じる。 ともあれ、世界のミフネの鋭い眼光と底響きする声、胆力に圧倒されっばなしの165分間であった。

  • kih********

    3.0

    ミスキャストでしょ

     どうしたんでしょうね、この白々しさ。俳優さんは一生懸命に演じておいでなのに、全然噛み合ってないのですね。元作の小説はいいんでしょうにね。脚本はこれでいいんですよ。キャスティングの失敗でしょう。  錦之助さんは信玄の役柄じゃないでしょう。敏郎さんが全然家臣になっていません。この不自然さが見る者を不安にしてしまいます。小説の映画化としては失敗作でしょう。  ただ、甲信越の歴史の教材としては使えますよ。川中島以前がこれ、それ以後が『影武者』で楽しくお勉強できます。どちらが史実に近いかは別にして、スクリーンのリアリティーは後者が上ですね。三船さんよりクロサワさんの方が上ということかな?  

  • oce********

    3.0

    もっと興奮するかと思ってた

    キャストがやたらと豪華な割に、戦国時代や武田信玄と上杉謙信などの題材を面白く感じないというのはきつい。 武田信玄の軍師である山本勘助の視点から物語が始まり、信玄にとって最大の敵である上杉謙信との争いになっていく。 三船敏郎が出たかと思えば、中村錦之助や石原裕次郎など、新旧のスター俳優が次々出てくるのは画面が俄然活気づく。 ただし石原裕次郎はミスキャストの感が強いが。 他にも田村正和や緒形拳などが顔を出すなど、とにかく豪華。 だからこそ物語の構成をきちんとすれば絶対に面白くなったはずという残念な作品。

  • qq2********

    3.0

    (^_^;)

    少し戦国武将が好きぐらいでは 楽しめないかもしれませんね。 165分という長丁場でしたが 不思議と最後まで楽しく見れました。 出演してる役者さんが好きなら さらに楽しめると思います。 さすがに昔の作品なので 映像や音楽の古臭さは否めませんが そこは味がある、ってとこでしょうか。 戦国時代というのは 優秀な軍師のいる国が強かったんだろうな…… と、思わせてくれるそんな作品。

  • syu********

    5.0

    原作井上靖

    1969年の春の東宝映画ビッグ企画として封切られ、世界のミフネこと三船敏郎以下、当今の大スターの競演で話題をさらった。三船氏の強烈な存在感が、山本勘助に新たな命を吹き込んだ映画。井上氏の原作を忠実に再現。クライマックスの川中島で信玄勢と闘う上杉謙信役で石原裕次郎が登場。セリフなしのゲスト的な出演。若き日の緒形拳が、飄々としたいい。闘いに身を投じることでしか己を表現出来ない、時代に翻弄された男たちの葛藤こそが最高の見どころに違いない。味を見せる。 風林火山はこれがベスト ∽1990.「天と地と」海音寺潮五郎原作

  • aki********

    2.0

    三船=デクノボー

    役者は豪華なんだけど、主役の三船がイマイチ。裕次郎はほとんどギャグ。

  • kik********

    4.0

    ネタバレこの顔ぶれといったら!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mn2********

    4.0

    満足できる超大作

    165分の、途中休憩も入る長丁場。 でも、あきず、一気に最後まで、結構おもしろかったです。 原作は、あまりに有名。井上靖。 ずーっと昔、30年位前に読んだような。 武田信玄参謀山本勘助の物語。 勘助を、三船敏郎、熱く演じています。 信玄の中村(萬屋)錦之助も、いい味わいです。 裕次郎は、謙信役でゲスト出演。 セリフはないのですが、川中島で、ニヤッと笑います。 なんか魅せられていたのは、佐久間良子。 綺麗だったんですね。 また、名演技だと思います。 役の、気性の激しさを身体で表現してました。 切ない女心を、目で語っていました。 佐久間良子が出演した「大奥」、 今見たくてしょうもない気になってます。 必ず見ます。 この映画、歴史超大作として、おもしろかったのですが、 残念ながら、感動までいたりませんでした。 「なぜだろう」って思いました。 その時、 同じ時代劇超大作、黒澤の「七人の侍」がふと思い浮かびました。 名画「七人の侍」とは、比べてはいけないのでしょうが、 この映画と「七人の侍」、戦う目的が違うことに気づきました。 「七人の侍」は、ご存知のように、人々(農民)のために戦います。 この映画は、山本勘助の夢として、戦国統一は語られますが、 戦いは、領土、支配の拡充のため。 人々の姿は、出てきません。 この点の違いかな~って思いました。 でも、おもしろいと思ったことも確かです。 長い映画ですが、 時代劇、戦国時代、お好きな方には絶対おすすめ。 きっと満足します。

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