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社長学ABC (1970)

監督
松林宗恵
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3.20 / 評価:5件

新宿2丁目の登場に!?

 次作の、続社長学~で1950年代から続いたシリーズもとうとう終わる、という作品。シリーズのパワーは完全に燃え尽きてしまっている感が深いです。見どころは豪華な出演陣のそれぞれ達者な芝居ぶりや、1970年の台湾の様子などでしょうか。
 一つ、あれっ?と思ったのが、森繁、小林桂樹が揃って訪ねる団令子がママのバーが新宿2丁目にあるという設定。今やゲイタウンとして世界に名をはせるエリアですが、元は青線地帯、売春街です。この映画でも「トルコ風呂」や「ヌードスタジオ」など、青線地帯名残りの風俗店が顔を出すのですが、果たして大企業のトップ達やエリートサラリーマンが通うようなバーがある街かな、と不思議に感じました。
 家族で楽しめる、が東宝の映画のうたい文句でしたし、場末の風俗街である2丁目を登場させるのはちょっとした冒険、何らかのチャレンジだったのかも、と思いました。それも1970年という波乱の年の微かな反映だったのかもしれません。
 余談ですが、評論家の平井玄さんの著書に「愛と憎しみの新宿 半径1キロの日本近代史」(ちくま新書)という本があります。生まれ育った新宿2丁目の歴史などを微細に、かつ実感溢れる筆致で書いてらして、とても面白かった記憶があります。

詳細評価

物語
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音楽

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