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ダンス・ウィズ・ウルブズ (1990)

DANCES WITH WOLVES

監督
ケヴィン・コスナー
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  • みたログ 2,844

4.07 / 評価:796件

未開の地で育む、友情と愛情に乾杯!完敗?

  • sou******** さん
  • 2021年3月25日 14時10分
  • 閲覧数 281
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画、アメリカ人はどう思うんだろう?そこが知りたい。

人と人との巡り合いに、障害があるとすれば偏見だと思う。
本当に理解し会えるには、沢山の時間がかかるだろう。
一つずつ、偏見の扉を開き、砕いていくには、まさに胸襟を開く必要がある。

大自然の小さな砦に任地した1人の兵士が、先住民スー族との出会い、交流を深めていく姿を描いていく。
もどかしい会話に始まり、そもそもの文化の違いも浮かび上がる。それでも、いろんな行動を共にしながら、相手を理解し合えるようになる。先住民から呼び名を貰う時は、グッと噛み締めるような感動を覚える。

そんな人間模様の素晴らしさと同時に、映像の力強さも魅力。
ロケーションの美しさは元より、動物達も魅力的だ。
ケビン・コスナーが駆る馬が美しい、バッファローの大群とその狩が大迫力、狼に餌を与えるシーンの狼の警戒っぷりも良い映像だ。

美しさの対極は、白人達の無慈悲な行動。
白人達が野蛮と見る先住民の方が、よっぽど慎ましい生活をおくる。只そこに、食物の為の部族間の戦いと狩があり、何も知らない者にとって表向きは野蛮に見えるだろう。
食べるために狩をする先住民、ただ毛皮を獲る為だけにハンティングをする白人達。そこには、自然との共生があるのだろうか?
結局のところ、文明により豊かさを享受しているが、自然との折り合いは文明により犠牲になったんだろうなぁ…なんて思う。

大事な事を2つ考える…。

人間は他の生き物以上に、地球上のあらゆるものを犠牲にしながら生きている。先住民のような生活に戻ろうってのは馬鹿げていると思うが、今よりも僅かばかりでも良いから、それぞれが共生の心を持つべきだと思う。
資源、金、そんな事の為に、多くを犠牲にしてるんだよね。きっとそのツケは、後世が後から払いさせられるんだ。

そして、理解し合う為の努力。暴力の行使から生まれるのは、悲しみと憎しみだ。その拳と武器の前に、相手へのリスペクトを!

この映画は演出もお気に入りだ。
幼少期に先住民に助けられた白人の女性と結婚、その影にある先住民の片思い…あまりにサラッと描かれているが魅力的。
1番気難しい相手と思っていた男との別れに涙。
ラストも、破滅的状況を最後まで描かない事は好きです。

3時間級の長編だが、長さを感じさせない映画だと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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