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影の車 (1970)

監督
野村芳太郎
  • みたいムービー 12
  • みたログ 87

3.56 / 評価:32件

でっかいねずみ!

  • bakeneko さん
  • 2014年6月4日 7時19分
  • 閲覧数 2303
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

松本清張の短編を映画化した心理サスペンスで、浮気相手の子供に被害幻想を抱いた主人公の追い詰められていく妄想?の拡大を、子供時代の回想をフラッシュバックさせながら描いて、現在の煮詰まっていく人間関係と少年期の犯罪を露呈していく異色サスペンスとなっています。

本格推理作家として有名な松本清張は、心理サスペンスの掌編にも優れた作品が多く、特に主人公が過去(子供時代)の犯罪を回想する物語のノスタルジーと悔悟感を上手く表出させていました。
本作も、「鬼畜」、「砂の器」と同様に子供(少年)を物語の中心に据えた心理描写で“人間の業”を語っていく作品で、
橋本忍脚本による現在と過去の交錯する語り口、
回想場面のネガポジ反転&色彩効果の凝った映像美、
芥川也寸志のノスタルジックで感傷的なテーマ曲、
が、主人公の心の闇を浮かび上がらせていきます。

岩下志麻&小川真由美の美しさも見所の作品で、回想場面の滝田裕介&岩根加根子も台詞無しで男女の機微を演じています。
劇中で語られる-「ローズマリーの赤ちゃん」の様に、ポランスキー流のじわじわと加速する心理サスペンスを日本的風土の中に創り上げた作品で、洋画ファンは「悪い種子」や「カラスの飼育」を連想する-“子供が怖い”映画の佳作であります。

ねたばれ?
1,鉈もそうですが、6歳児にガス管を繋がせるのは危険すぎるのでは?
2,(「砂の器」もそうですが)加藤剛の少年期は成人と全然似ていないなあ~。

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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