野村昭子=アパートの大家さんという安心感
- mal***** さん
- 2015年2月11日 10時56分
- 閲覧数 456
- 役立ち度 2
- 総合評価
1970年に公開された酒井和歌子主演によるサスペンス映画です。
天涯孤独なユリ(酒井和歌子)はある日務めていた会社を突然解雇。恋人(下条アトム)にも別れを告げられ、アパートもすぐに出て行ってほしいと言われる。内定が決定していた会社からは不採用通知が届く。その日を境にして、怪しい人物が現れ始め、ユリ自身にも危険が迫るのだが・・・。
というのが、本作のおおまかなストーリーです。
いや~この映画の前半はホント不条理な出来事ばかりなので、このまま最後まで何も解決されないまま終わっちゃうんじゃないかと心配してましたが、中盤からは大滝秀治や藤木孝、さらには今井健二まで登場して&死んでしまい、映画の方向性がますますわからなくなりました(笑)
まあ、最終的には横溝正史の世界のような展開と結末が用意されていましたが、この内容でよく映画会社が制作をOKしたなって変に感心しました。
じゃ、面白くなかったのかと聞かれると、これが面白かったんですよ。酒井和歌子の可愛らしさと描かれた世界とのギャップがそう思わせたんでしょうけどね。
個人的にはアパートの大家さんを演じさせれば日本一だと思う野村昭子が、まさに理想的な大家さんを演じているのが一番面白かったです。
詳細評価
イメージワード
- 不思議
- パニック
- 不気味
- かわいい
このレビューは役に立ちましたか?