この状況で貴方は「戦争反対」と言えるか
- tokuheikitai さん
- 2014年8月14日 22時22分
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戦後教育を受けた人間は「戦争を起こしたのは排除できる愚かしい考えを受け入れたからだ」と思っている。
でも、排除できるのだろうか?
何度も助言を求められた海軍が戦争反対を唱えればよかったのか。
でも、あの時、海軍が「勝ち目のない戦争」を訴えたら、海軍の地位は地に落ちたのではないか。
今の日本人は、政治も道徳も語らない。
語らないことが、「愚かしい過去の日本人」から自分を遠ざける手段だと思っている。
では、今の日本人は、「愚かしい政治方針」について、何か行動を起こしているか?
何も起こしていない。
ただ、「あいつはばかだ」「仕方がない」と言っているだけだ。
この映画を観れば、そんな、中途半端な立場を貫いた市民が、確信を持った人間を支え、ひいては、その人間の指示に従う事で命を落としたという事がまざまざと分かる。
大きな流れをつかんだ人間に対し「NO」を突き付けても、時代の流れは変わることはない。それは、今後の日本でも同じだろう。
そうした中で、「あなた」はどう生きるか。
そんな事を、真摯に考えるべき時が来ているのかもしれない。
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