レビュー一覧に戻る
温泉こんにゃく芸者

hsq********

4.0

男と女とは、これすなわち闘争なり

朝晩はほんのり秋めいてきた、のんびりした日曜の午後。 先月はとても忙しく、ばたばたしていて1ヶ月も映画から遠ざかっていたけれど そんな私の映画鑑賞復帰作は、 これ「温泉こんにゃく芸者」。 ・・いや、なんでこれを復帰作に選んだのかと言いますと・・・。 レビューも2ヶ月ほど遠ざかっていたので 筆不精病を治すのは荒療治しかないと思って(笑) そして期待通り思惑通り、キーを打つ手が止まりません(笑) 前に「温泉ふんどし芸者」を見ていたので、 そんな感じの明るい成人映画かと思いきや 「こんにゃく」のほうがインパクトはあるものの 比較的裸少なめ、笑い少なめのコンパクトなまとまりでございました。 何といっても最大の衝撃は、 主人公タマエの父が生涯掛けての開発の結果完成した 「こんにゃく風呂」でしょう! 「こんにゃくのエキスが・・・」とか言ってるから てっきりお風呂のお湯がこんにゃくのどろどろでできているのか?と思ったら、 まさかの「こんにゃく床」かい! しかもご丁寧に2色のこんにゃくでタイル張りのようにして床を作ってるし(笑) 父はこのこんにゃく床に合った粘性を日々開発してたんだけど、 そもそもこの床は数日で腐るんじゃないの?とか そこで転んで死ぬかー?とか 1回しか使ってないじゃん!(しかもそれすら未遂)とか 突っ込みまくりの至福の時間でございました^-^ 何がすごいって、タイトルにも入れてるのに こんにゃくが絡んでるところはこのお風呂だけ(笑) しかも芸者の父ちゃん開発だし。 正しくは「温泉こんにゃく父ちゃん」じゃなきゃね。 あとは意外や意外しんみりと見てしまいました。 この時代の男ってのは、なんだか切ないわあ。 金と権力がモノを言う時代で 甲斐性があれば女を道具にして快楽を謳歌し 甲斐性がなければ女を食いモノにして成り上がる。 女はどんな男につくかにすべてをかける。 甲斐性のない父は娘にすべての面倒を見てもらい、 結局は心根の優しい子だけが損をする。 なんだかとっても世相を反映している感じがして そこがおもしろかったです。 ひたすら父思いの主人公タマエだけじゃなく、 がめつい置屋のおかあさん、したたかさ全開の芸者たち、 ヒモの二股をしている戦争帰りの男に 見るからに好色の、だけど奥さんにだけは頭が上がらない巨大な社長。 (ちなみに奥さんは菅井きんさん。今と変わってない(笑)) みんなが個性を放っていて、話として普通に楽しめました^-^ そして最後に登場、大阪の絶倫社長。 いやあ小松芳正さんのあのギラギラした感じで「3番勝負」をされた日にゃあ それだけでもうお腹いっぱいですよ。 しかもこのシーンだけ妙に映像が凝っていらっしゃる。 ほとんど芸術の域!(というのは言いすぎか) 娘は「こんにゃくエキス」を飲んで見事復活するのです。 マムシドリンクをも凌ぐ、恐るべしこんにゃくパワー。 ちなみに主題歌は 「ぺろん、ぺろん、ぺろんぺろんぺろん」 という歌詞で始まる軽快な音楽。 現在頭の中を絶賛リピート中です。 さあ、「ふんどし」「こんにゃく」と来ましたが 次は何がまわってくるのでしょうか? すっぽん?あんま?みみず?(笑) 戦々恐々しながら回覧をお待ち申し上げております^^;;>Tさま

閲覧数875