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喜劇 あゝ軍歌 (1970)

監督
前田陽一
  • みたいムービー 2
  • みたログ 6

3.33 / 評価:6件

兵隊さんはかわいそうだね~♪

  • bakeneko さん
  • 2010年9月10日 16時54分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦後25年を経た時点での戦中派の反骨精神を抱腹絶倒の喜劇として見せてくれる“不敬罪ミュージカル喜劇”の怪作であります。

“やばいえいが“がすきなひとあつまれ~!
げんざいの右傾化したにほんではぜったいにつくることのできないえいがだよ~(だいとしでのこうかいもむりなほどあぶないさくひんだよ~)
最近でも「マンマ・ミーア」や「アクロス・ザ・ユニバース」の様に、既成のヒット曲を散りばめながら物語を展開して行く:ミュージカルメドレー風味の映画は少なくありませんが、本作での音楽題材はなんと“軍歌”であります。

太平洋戦争をなりふり構わず生きて抜いた後に、今度は“戦争を喰い物にして生活している”主人公と相棒による“英霊に対する罰当たり”な奮闘は、見ていて爽快な破壊感覚を味わう事が出来ます。
そして風刺的な主幹を持ちながらも本作は、主人公の元に集まる男女による疑似ファミリー構築の人情喜劇であり、クライマックスでは奇想天外な方法を用いたクライムサスペンスでもあるという見所満載の娯楽作品でもあります(窮地脱出に“究極の禁じ手”が炸裂します)。

戦後も悠々と社会の上流に位置するー戦争を反省なく喰いものにしてきた階層を徹底して“笑いのめす”痛快な破壊劇ですが、同時に庶民の心意気とバイタリテイに清々しいものを感じる事の出来る映画でもあります。

なかなか観る機会がない作品ですが、なんとVHDビデオは発売されています。新規のソフト化はまず無理でしょうから、機会がありましたら是非“恐いもの見たさ”で御試し下さい。
(ちなみに先週末に私の故郷の市民会館で上映されて、数百人の観客が大爆笑でありましたーやはり幕末期にテロリストを多数輩出した街は凄いなあ!)。


ねたばれ?
1、毎回好きな洋画を引用する前田が今回オマージュを捧げているのは、もちろん「まぼろしの市街戦」
2、劇中使用された軍歌は全て戦時中の放送のオリジナルレーベルであります(まさか○○放送まで使うとは...)。

詳細評価

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