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ダンディー少佐 (1965)

MAJOR DUNDEE

監督
サム・ペキンパー
  • みたいムービー 5
  • みたログ 94

3.00 / 評価:37件

命令と実行

  • 文字読み さん
  • 2011年7月13日 23時40分
  • 閲覧数 1207
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1965年。サム・ペキンパー監督。南北戦争末期の南部で北軍将校ダンディー(チャールトン・ヘストン)はかつての部下で南軍に寝返った男(リチャード・ハリス)を含む南軍捕虜の収容所をまかせられる。しかしアパッチ討伐に執念を燃やすダンディーはメキシコまで討伐隊を組織、人数が足りないため捕虜を組み入れるが、、、という話。偵察としてアパッチにも詳しい片手の男がジェームズ・コバーン。

基本的には二人の男のついたり離れたりの因縁が描かれています。メキシコにはアパッチだけでなくフランス軍もいて敵だらけだから、別の敵ができれば味方になる黄金パターン。水辺での愛の語らいとかも定型です。

興味深いのは、軍隊内での命令と実行の関係がずれていること。北軍将校と因縁浅からぬ南軍将校は上下関係があるにもかかわらず、命令ー実行の関係になっていない。確かにヘストンが命令しているしハリスはそれに従っているのだが、そこには直線的で排他的な因果関係がない。ハリスはハリスの意志で限定的に従っているにすぎない。ヘストンが「発射」と云い終らぬうちに大砲を撃つ別の部下がいたり、「突撃」と言うか言わぬかで走り出してしまう男たちがいたりする。そしてそれはカットのタイミングの問題でもある。カットが早い。

トップにいる男の執念と狂気で物語が進む「海底二万里」のような話は結局はひとりの人間の意志しか描けないが、それとはまったく異なる複数の人間の複数の意志の存在が現れる映画的な物語です。しかしちょっと冗長か。

詳細評価

物語
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