内海の輪
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(5件)
- kat********
1.0点
だからなんだよって話 こんな糞映画に出演したのは志摩姐さんの黒歴史だな 白骨化死体って結局なんだったんだ? 志摩姐さんが落下死したのも、立ちくらみのような感じだったし、もうわけわかめ 不倫は双方に不幸を招きます、不倫をしてはいけませんって話か? だとしたら終わってる 結局、この映画で何が言いたいのかさっぱり分からなかった。
- kih********
3.0点
完全犯罪のはずがあっけなく犯人が割り出される。その決定的証拠は何だったのだろう。ボタンかな? どうも腑に落ちない。高所にいることに気づいて目まいを起こし真っ逆さまに落ちる、そういう時にボタンを離さず握りしめているって、そういうことあるのかな。 あたかもライターが証拠品になるかのように見せられて、それは違った。そちらに目が行っている間にボタンが引きちぎられていたのかもしれない。 それにしてもこの若い考古学者は間が抜けている。冒頭シーンで紹介されるように、宿に遺留品が残されている。事故死に見せかけることはできても、自分との関わり(不倫)は明らかになる。それが出てしまっては、事故死か殺害か彼にとっては問題外で、いずれにせよ彼の出世も人生もなくなってしまう。 発掘研究をする者なら、自分の手法が警察の鑑識とまったく同じだろうことは分かり切っているはず。その辺の知恵のやりとりが面白そうなのだが、残念ながら間が抜けてしまっている。もっとも、小説の方ではうまく描かれているのかもしれない。実写しなくてもいいから、描写は楽に進むかもしれない。 それにしてもボタンが気になる。事件の証拠品には無理があるけど、これが情念の証拠品としてだったら、ま、そういう描き方もある。ただしその場合は、スリラーではなくて、不倫ドラマのジャンルになる。そういうつもりだったのか。 松本清張の作品は安心して観れると思っていたけど、本作に関してはちょっと期待外れ。間が抜けている。
- nih********
3.0点
波が無くて、心に寄り添うようにキラキラと光る海が瀬戸内海。 住人にとって海は危険や水害を象徴するものでなく、ふと隣に海があったというような土地であり、外からやってきたこの男女にとってはだからこそ、不倫旅行をダラダラと引き伸ばしても構わないかと思わせるような、水面下の渦とか実は激しい海流という現実をぼやかす蜉蝣の舞台たりえる土地である。 このような瀬戸内の磁場は、ドラマの結末、劇的な殺人事件ではなく都合良く女の感情を操作しているだけの中尾彬がいつの間にか岩下志麻殺しの冤罪から逃れられなくなってしまったという怖さに繋がっていく。 山田信夫の脚本の常連モチーフである、「覚悟を決める女と怖気つく男」が両者ハマり役。特に岩下志麻っていう人は女の情念が服を着て歩いているような存在感だから、彼女の顔が中尾彬の(中途半端な)殺意を誘発してしまったような感じさえする。 脚本的には、ラストに向かって岩下志麻が中尾彬の殺意を恐れているのか、それとも開き直っているのかが分かりづらいのが難。分かった上で一緒に崖に行って、殺意もろとも無理心中しようとするとかの方が劇的なモチベーションは表現しやすかったのではという気がする。 岩下志麻の旦那役の三國連太郎がまた良い。「女房のしていることは世間的には悪いことだ。だが、女房にとってそれが本当に悪いことなのかどうかは誰にも決められない」。自分の劣位を理解して、それでも惚れてしまっている哀しさ。 総じて、道行の舞台としての瀬戸内がとても美しく切り取られていて、メロドラマの舞台としても機能しているのが嬉しくなりました。
- kan********
3.0点
松本清張生誕百周年ということでいくつかの作品が上映された。 「砂の器」「点と線」「ゼロの焦点」などと比べてあまり知られていない作品ではあるが現在男と女危ない関係の恋愛している人にとってはきっと恐ろしくも、そして、相手が信じられなくなるかも。 この「内海の輪」は松本清張サスペンスというよりメロドラマとして観る方がいいのではと思う。 何度かテレビドラマ化として放映されているようだがこちらの映画の岩下志麻、中尾彬、三国連太郎のあくの強さはやっぱり強烈である。この作品では男と女の微妙な心の変化、愛情の重さが時には重い邪魔なお荷物にも思えてくる恐怖がたまらない。 今見ればやはり古さが感じられはするものの不倫旅行でのふたりのしあわせ時間は反面どこかで誰かに見られていたりどこで知人と会ったりしないかなんてのスリルどきどき感は今も昔も変わらないのではないだろうか。 ラストの展開は観る人ひとりひとりがどうとらえどう考えるのだろうか。事故、自殺、殺人。状況証拠は明らかなのだが。 原作連載時タイトルは「霧笛の町」だったそうだがこの映画「内海の輪」(1971)は「約 束」(1972)、「旅の重さ」(1972)「津軽じょんがら節」(1973)、「宿無やどなし」(1974)と名作を送り出す斉藤耕一監督の前年の作品であり台詞ではなく映像でメロドラマを撮らせ見せることのできる数少ない監督のひとりであるのだが。 男の心情、女の心情に見え隠れするふと感じる恐怖ありませんか。 松本清張の映画化作品の中でも異色の一篇である。
- 柴又寅次郎
2.0点
サスペンスとは全然思えないのです。 単なる“不倫旅行の果て”の悲劇ではないのでしょうか。 一度ご覧になってください。 脚本がおもしろいです。 時代を感じさせる会話と演出が何とも言えません。
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