嫉妬
作品レビュー(2件)
- mal********
3.0点
1971年に公開されたサスペンス映画です。 夫が女性と心中し死亡。夫を信じていた妻の姿津子(せつこと読みます)は悲しみよりも、夫がそんなことをするはずがないという疑念を抱く。そして、生き残った女性に復讐を果たすべく、女性が経営するクラブに身分を隠して働きながら、心中の真相を探っていくのだが・・・。 というのが、おおまかなストーリーです。復讐する側を岩下志麻、される側を朝丘ルリ子が演じているのですが、この2大女優のなら役を入れ替えて演じても、何の違和感も感じないほどの存在感があります。改めてこの時代の映画を観ると、最近の女優さんたちは可愛らしさこそあれ、存在感で魅せることができる女優さんがいないことを痛感させられますね。 だんだんと心中事件の真相を突き止めていく過程が、息詰まるような演出ではなく淡々としているので、どこまで妻の姿津子が復讐の達成感を得ているのか伝わりにくく、心中事件を起こした原因になった出来事にしても、さほどの影響力もなく描かれているのが難点かなと思いました。 映画は姿津子が振り向きざまに一言放って幕を閉じるのですが、そこで変な間が空いたので録画が途中で切れてるのかと思ってあわてましたが、その一言を聞いても正直”?”でした。
- いやよセブン
4.0点
1971年製作の松竹映画で、松竹の岩下志麻、日活の浅丘ルリ子という二大看板女優が共演、原作は藤本義一。 岩下志麻の夫が心中事件で亡くなり、相手の浅丘ルリ子は生き残る。 岩下志麻は身元を隠し、浅丘ルリ子がママをしている小さなクラブで働き始める。 クラブの常連の細川俊之から愛され、身元を明かし復讐を打ち明ける。 ママは亡くなった夫の会社の取締役、南原宏治の愛人であることが判明、心中事件の真相に迫っていく。 二人の和服姿が見事で、画面に現れるとため息が出る美しさ。 ラストの台詞「でも・・・」の次にくるのは?
スタッフ・キャスト
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