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告白的女優論 (1971)

監督
吉田喜重
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3.00 / 評価:5件

女優となる人間の心理とは?

  • おーるどぼーい さん
  • 2008年9月21日 12時57分
  • 閲覧数 553
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

女優となる人間の心理を暴き、「女優とは何か」を問う。浅丘ルリ子・岡田茉莉子・有馬稲子の各ストーリーが交代で進み、最後に3人が共演する映画「告白的女優論」の撮影に入るという展開。映画が作られる前段階にスポットを当て、女優となるのはどういう人間かを追求している。

あき(浅丘)・笙子(岡田)・万起子(有馬)、3人に共通しているのは、過去「男との関係」に葛藤・執着があるということ。かつて受けた教師からの暴行のため男性との性的関係に恐怖を感じるあき。多くの男性と経験を持ち、結婚した今も精神分析を通じて男に抱かれたい願望が暴かれる笙子。父親との近親相姦を経験した万起子。まるで男性に葛藤・執着・トラウマを抱えていることが、女優の必要条件であるかのようだ。

そう考えると笙子とマネージャーの南川(三國連太郎)との関係は面白い。笙子をあくまでも女優として見る南川と、そんな南川の対応に心の底で不満を感じ最後には彼をクビにする笙子。笙子の「あなた(南川)が私を抱けなかったのは、あなたが私でない別の何かを夢見たから。」というセリフは、別の何か=女優としての笙子のみを夢見て、現実の彼女を愛さなかった南川への複雑な心理が込められているのだろう。

テーマは面白いが、いつもの吉田作品に見られるイマジナティブな世界や心地良い緊張感があまり無く、図式的な窮屈さや間延びした展開がマイナス点。主演の3人よりも太地喜和子など脇の女優の方が魅力的に映ったが、ラストで3人が横に並ぶシーンはかっこ良い。

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物語
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