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影の爪 (1972)

監督
貞永方久
  • みたいムービー 1
  • みたログ 3

3.33 / 評価:3件

同性に嫌われる女(男も)は要注意!

  • bakeneko さん
  • 2011年6月14日 10時58分
  • 閲覧数 404
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

緻密な心理サスペンス描写で手に汗握らせる作品が多い、シャーロット・アームストロングの原作を日本を舞台に翻案したもので、岩下志麻の妖艶な美しさに震え上がる“女流心理サスペンス”の佳作であります。

ポランスキーの「反撥」、「ローズマリーの赤ちゃん」やヒッチコックの「下宿人」、「疑惑の影」等の影響を隠さない本作は、岩下志麻vs香山美子の対決に火花散る演技合戦を観ながら“日常に潜んでいる女の怖さ”に震え上がる映画であります。
女性の作者による詳細な心理描写で魅せてくれる本作は、偶発的な事件から家庭に侵入した母娘に、次第に精神的に追い詰められるヒロインを、徐々に悪化する状況で焦燥感たっぷりに描いて、胃が痛くなるような緊張感で楽しませてくれます。そして、“邪悪な本性を見るのが当のヒロインのみ”であって、決定的描写&第三者的な裏付けが取れない作劇に、観客が“ヒロインの神経的幻覚や誤解”の可能性を捨て切れない―“いろいろと結末を推理する”愉しみもある作品であります(ヒッチコックファンの方は○○と△△のどちらの結末になるかハラハラするわけであります)。

惜しむらくは、”決着のシークエンスの展開&落ち”でちょっと現実感と緊迫感が削がれる(推理物として欲を言えば、もう一捻り工夫が欲しい!)のですが、当時のファッションを取り入れた2人の美女の競艶も華やかなサスペンス映画の佳作であります。
女性の方は“こんな女っているよね~”と頷きながらヒロインを応援するでしょうし、既婚の男性の方は“しまった!もう家に入り込んでしまっている(しかも岩下志麻と違って...以下自粛)”と恐ろしい真実に思い当たる映画かも知れません。



ねたばれ?
1、よくペンキの残量が保ったなあ~。
2、一回災難にあったんだから学習しなさいよ..。

詳細評価

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