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黒の奔流

jas********

3.0

女って・・・恐い。思わずブルった☆3つ

殺人容疑で起訴された女性と 新進気鋭の若い弁護士との愛憎劇を描いた サスペンスドラマ。 若手弁護士の矢野は欲の強い野心家でしかも女好き。 矢野は勝ち目のない裁判をチャンスと目論み、 貝塚藤江という女の弁護を自ら引き受け、 見事無罪判決を勝ち取った。 矢野は思惑通りに世間の注目を浴び、 弁護士会会長の娘との縁談話まで持ち上がるのだが、 行く当てのない藤江を自分の事務所に勤めさせ、 肉体関係を持ったことから転落の人生を歩み始める。 「先生が好きです。私は一生影の女でいいんです」 美しい女性からそんなセリフを聞けば、 フラフラといってしまうのは男の悲しい性であろう。 しかも彼は血気盛んな若者で女好きなのである。 だが矢野に他の愛人がいる事や縁談話を知った藤江は 嫉妬心の余り、ストーカーまがいの行動に出る。 「一体どういうつもりなんだ!?」 と罵る矢野に、藤江は澄ました顔で返答。 「私赤ちゃんができたの。前言は撤回します。 私と結婚して下さい」 藤江が言葉を発する度に、矢野はギクリと戦き、 脂汗をタラーリ、タラリ。 そして藤江は、弁護士としての矢野を失墜させるような とんでもない切り札を出してくる。 矢野役の山崎努がハマリ役。 蜘蛛の巣にかかった虫ように、 もがき苦しむ若手弁護士の様を好演している。 藤江役の岡田茉莉子も影があって中々いい。 サスペンス物としては多少展開の甘さがあり、 古い映画なので演出もあまり良くないが、 ドラマとしては十分おもしろい。 とにかく男性なら、 身につまされること必至の作品だ。

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