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無宿人御子神(みこがみ)の丈吉 川風に過去は流れた

mal********

4.0

ずっとテーマ曲が流れてる印象があります。

1972年に公開された原田芳雄主演による”丈吉復讐3部作”(私が勝手に命名してるんですが)の2作目です。 一応シリーズ作ですが、ご丁寧にも1作目のあらすじが本編で流れていますので、いきなり本作からこのシリーズをご覧になっても、置いてけぼりをされることはないので安心して鑑賞くださいませ。 前作で亡き妻と子どもの復讐を果たせなかった丈吉(原田芳雄)は、仇の2人を追って無茶な殴り込みをして袋叩きに遭い、どこに行っても不遇の扱いを受ける羽目に陥る。そんな時ある親分の娘の帰路に伴う依頼を受けるのだが・・・。 というのが、おおまかなストーリーです。前作同様なんせ復讐譚なので、結構陰惨な描写もあるのですが、上映時間80分弱ですから、とにかくテンポもシーンの切り替えも早く、あれよあれという間に鑑賞することができます。 この時代の映画でその存在感が絶頂期だった原田芳雄のアウトロー演技も最高ですが、内田朝雄、内藤武敏、安部徹、井上昭文、加藤嘉といった親分衆を演じた俳優の重厚さは、映画好きにはたまらない魅力だと思います。 本作はシリーズ最終作「黄昏に閃光が飛んだ」への期待と楽しみを持続させることを十分に果たしていると思います。

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