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音楽 (1972)

監督
増村保造
  • みたいムービー 2
  • みたログ 41

3.58 / 評価:12件

愛は子宮レベルin増村ワールド

  • iz さん
  • 2010年3月2日 0時38分
  • 閲覧数 563
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

すみません、「音楽」普及協会のizです(笑)
なぜか最初に謝っておきます。
すでに数人にこの映画を見てもらいましたが
トラウマになってしまった人、ほんとごめんなさい。

だって思わず普及せずにはいられない、
「ザ・増村」の映画だったんですもの♪


冒頭ジョキンジョキンという音と共にいきなり登場する女性の裸体。
足がはさみだ!(@@)


これは精神科の病院に駆け込んでくる女性患者麗子の物語です。
何よりも強烈なのは麗子の計り知れない妄想と
医者の究極決めつけ療法。


この女性の脳内ワールドにかかっちゃあ、
女の足ははさみになり、牛の角は男性の・・・になり。
(っていうか映像化していいの!?)
しかも自由連想しているときの姿がすでに狂気じみている。
ああ、このセリフ回しは増村監督ならではだわ・・
と懐かしんでいる自分が情けないんだけど(笑)

で、過去に自分を犯した男が重病だと知った途端、
あんなに執着していたハンサムな恋人をあっさり振って、
病的に病人を看病する麗子。


この看病以来、麗子は「病人フェチ」に目覚める。
手ぬぐいを絞る目がすでにいっちゃってるし
死に行く男や自殺願望のある男を見てやたら興奮してるし(@@)
そして元気になるやいなや興味をなくすという
徹底したフェチぶり。



麗子のふるまいでもうすでにお腹いっぱいだったのですが
口をさらに閉じれなくなっちゃったのは
細川俊之演じる素敵な声をしたお医者様の決め付け発言集。


自由連想しろと言っておきながら、麗子の連想に対して詰め寄る医者。
「あなたは嘘を言っている。本当の事を言いなさい!」

病人フェチの話を聞いて突如無理やりな感が否めない神がかり的な推量。
「お兄さんと何かあったに違いない」

兄との過去を洗いざらい聞き、麗子の体を揺すって診断。
「お兄さんに会いに行かなければあなたは一生このまま誰も愛せないんだ!」

兄に子供がいることを知り、なぜか泣き出す彼女にとどめの励まし。
「お兄さんのために子宮を空けておかなくてはと思って他の人と関係がもてないんだ。
だけどもう子宮を空けておかなくていいんですよ!」

最後は医者が無理やりまとめて、ハッピーエンド♪


兄とのシーンはもうはっきり言って圧巻としか言いようがない。
なんでこんなにエロティックなのー(@@)
兄の黒光りした体が強烈です。


増村作品の魅力はこのくらいのレベルじゃなければ味わえない。
「結局はさみは何だったのさ?」
「麗子はあれで治療できたの?」
なんて、そんな理由付けや説得力を期待してはいけない。

色々な意味で得体の知れないスケールの大きさと
一般人の想像をはるかに超える妄想世界と
ぷんぷん匂いまくる淫靡な雰囲気があれば
これで増村ワールドはちゃんと完結するのだ!
一旦はまるとさらなる刺激を求めてしまう
まるで麻薬のようなワールドです^^;;

詳細評価

物語
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音楽

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