賞金首 一瞬八人斬り
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(3件)


  • kih********

    2.0

    時代劇 + 西部劇 = 国籍不明のドタバタ劇

     うどんとスパゲティを一緒に茹で上げて味噌汁にしたような時代劇。もっと言うなら、マヨネーズをかけて、馬肉も添えてあるような……。時代劇にも新鮮味が欲しくなり、西部劇も行き詰まり、それなら両者をごちゃ混ぜにしたら面白いものにならないか、という試みだったのだろう。全然面白くはならなかった。  幕府の密命を受けた刺客が、馬に乗り拳銃を持って、表稼業の医者の道具も忍ばせて、これに色仕掛けまで重ねて、時代も国籍も不明。実際の幕末には坂本龍馬みたいな拳銃を持った浪人が居るには居たが、こんなに正確な射撃にはならない。  こういうゴッチャ煮料理は夏の暑い日には避けた方がいい。消化不良というより不快感が生じる。むしろ、そうめんだけの静かな時代劇がいい。

  • aki********

    4.0

    ウエスタン時代劇!

    若山富三郎演じる錣市兵衛が活躍する、ウェスタン時代劇シリーズ。 ありえないことが連発する奇天烈な怪作で、主人公以外ほとんど死んでしまう という身も蓋もないドラマ展開に、徹底的なマカロニ・ウェスタン風味の演出 トーン。でも作り手たちが「これが面白い」「これがカッコいい」と思い込ん でいるところの感覚が、かなりズレていると思う。 髪がパンチパーマで、口髭を蓄えた市兵衛が、賞金稼ぎの衣装に着替えて、馬に跨ると、なんかメキシコ風だ。レンガ色の赤茶けたズボン、皮製っぽいチョッキを着ていて、ソンブレロみたいな大きな陣笠を首から背中に掛けている。馬の蔵にはガンホルダーが付いていて、そこにショットガンみたいな銃を収めている。江戸時代の日本にはありえねー格好だ。BGMもメックス風。 市兵衛が狙撃中で殺害した夜叉狼の妹、飛び天童(加藤小夜子)が、「きさま、兄じゃを殺したな?」と襲い掛かってくる。天童は名前の通りよく飛ぶ、ピチピチのワイルドな「あずみ」みたいな衣装の小娘なのだが、市兵衛は「違う!俺が殺したのではない!」と攻撃を受け流しながら必死に言い訳する。え?あんたじゃん?あんたが殺したんじゃん?とわけがわからなくなる。 知的障害者で聾唖の乞食(遠藤辰雄)が市兵衛についてくるようになる。こいつは一体ナニモンじゃい?顔は垢で黒く汚れ、髪はカーリー風の茫髪、着物はボロボロ。宿場ではこいつのことを「死神」と呼んでいる。こいつに関わって死んだ奴は数知れない、というのだ。しかし、遠藤辰雄が、こんな役やるかね?もんのすごい怪演なのだが。 約束の場所に市兵衛が行くと、黒服の男のほかに尾州藩士(田中浩など)がいて、黄金を積み替えると馬で山を降りて行った。こういうところもかなり支離滅裂だ。黄金の質量がめまぐるしく変わっている。最初に運搬隊がそれを運ぶシーンは、大げさな隊商を編成し非常に大量にあるというイメージだったのが、死神の棺桶に移すとせいぜい棺桶二つ分で大八車で人間一人で運搬できてしまう。そして今度は馬5,6頭に分散してはいるものの、馬の軽やかな走り具合からは、黄金はひどく目減りしてしまったようだ。いくらウェスタン風味に凝ってみても、こういうディテイルがおろそかなところが、メタクソにダメ。200貫匁はいかに死神が怪力でも、人間一人で運べる重量ではない。 市兵衛は馬で尾州藩士や黒服の男を追う。峠道を外れて尾根沿いに山を下った市兵衛は、例によってライフル銃(?)を組み立てると、黄金を積んだ馬を疾走させる尾州藩士たちを次々と狙撃して倒す。ありえねーよな。いわゆる普通のライフル銃には、弾道を安定させるためのスパイラル状の溝が銃身の内側に掘り込まれている。しかし市兵衛の使う銃は銃身が短くて、とても遠距離の狙撃に使えるとは思えない。スコープをつけたから狙撃銃、という発想の強引さと都合よさ、重力や風の影響を試し撃ちの調整なしでは克服できない、という常識を無視した展開に思わず失笑。 基本的にダメだけどテンションは高くて、カルト映画としてそれなり。 監督の小沢茂弘は仁侠映画の情の深い演出で名を上げた人だが、今は京都で占い師をしているとか。きっとその占い、当たんねーぞ。

  • yqy********

    4.0

    ロマンポルノで活躍した川村真樹

    の尖がった乳首がこの作品の最大の魅力。 春画と重ねたSEXシーン。 何もできない若山富三郎をリードする川村真樹の艶技は超絶品。 前の席で白髪の爺さんが興奮して、 臨席のこのコヤでは若いほうにはいるアンちゃんにモーションを起こし、逃げられた。 シャシンはやっぱりコヤで見るに限る。 大好きな今井健二にはもっと暴れて欲しかった。 小石川の手術の描写は黒澤明を上回る。 (2009年9月21日 浅草名画座にて 同時上映「頂上作戦」「暗黒街の顔役」)

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