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誓い (1981)

GALLIPOLI

監督
ピーター・ウィアー
  • みたいムービー 22
  • みたログ 77

3.85 / 評価:41件

溜め息が出る,息切れがする,戦場の緊張感。

  • 百兵映 さん
  • 2015年12月4日 17時43分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 どうやらアスリートたちの青春ドラマのようだが、老齢期の私には、遠くから望遠鏡で見る西洋史の一端ということになる。オーストラリアの “青年” は良く見えないが、“戦場” はよく見えた。

 そもそも、西洋史が分かっていない。ガリポリという地名も知らないのだから、そこでの戦いも知らず、その意味合いも分からない。そういう無知の状態で見るのだから、何もかもが新知識になる。そして、いずれの国でもいつの時代でも、青年兵士の“愛国心”によって闘われるのだということを、これは改めて知らされる。

 戦時中の戦意高揚映画ではないから、純粋無垢の愛国心が必ずしも成功・英雄物語とはならず、冷酷・非情の物語になっているところが、静かな(ヒステリックではない)反戦映画になっている。

 前後して、『宮廷画家ゴヤは見た』、『エリザベス』を観た。それらは、画家が見た歴史であり、女王が演じた歴史のひとコマの映画だった。本作は青年アスリートが体現した歴史のひとコマだ。いずれも史学の専門家の講義とは違って、生きている人間が見た証言だからついつい引き込まれてしまう。のめり込んでしまう。

 ただ、記憶力・思考力が衰え加減の老齢期に入って、こういうのを連日観るのはよくない。東洋の片隅から見れば遠い世界の話、同一エリアの同一時代に見えてしまって、ドラマも歴史もゴチャゴチャになってしまう。ある程度まとまった文章でレビューにするのは一苦労二苦労ある。疲れる。ま、それで息切れするのは、戦場を駆けって撃たれるのとは訳が違う。ともあれ、銃弾が飛んで来ないのはありがたいことだ。

詳細評価

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