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必殺仕掛人 梅安蟻地獄 (1973)

監督
渡辺祐介
  • みたいムービー 1
  • みたログ 47

3.25 / 評価:20件

手堅いチョイスは勝利への近道、真打ち登場

  • nan***** さん
  • 2020年5月20日 17時14分
  • 閲覧数 114
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    • 総合評価
    • ★★★★★

「いや、恥ずかしいんだよ…」「元締、それは如何にも殺生だぞ?」という事で田宮、高橋コンビは早々に退場。流石に制作陣も反省したのか同年矢継ぎ早にTVオリジナルの真打ちメンバー(緒形 拳、林 与一、山村 聰、秋野太作)ご登場と相成った大船仕掛人第2弾。今回は副題通り原作は一本槍で攻めており安心度も抜かりない。TV版との多少の設定の差異、撮影現場の違和感すらものともせず鉄壁のカルテットはこれまた安心のチームワークだ。
ゲスト陣も手堅く攻めており印象的なのは悪役二名、TV版でも強烈な個性を発揮した小池朝雄(第3話)と佐藤 慶(第19話)。しかし出来はTV版の方が圧倒的である。まあこれは仕方ない。制作姿勢も根本的に違うのだし。
収穫はやはり梅安邸宅で待ち伏せた刺客達との乱戦シーンだろうか。深作欣二監督の傑作第2話「暗闘仕掛人殺し」へのオマージュ感がニクイ演出だ。ほぼ茶化しだらけだった前作とは雲泥の差である(白昼堂々左内と同じ口上で仕掛ける十五郎はご愛嬌)。
昼間の雑踏での針を使った殺しは前作にもあるが俄然緊迫感が違いすぎる。ここは”緒形梅安”の面目躍如だろう。監督は前作と同じく渡邊祐介、悪女・喜劇もので小慣れた演出も随所に光る。
それでも本作は誇大評価には及ばない。”針がメインのチャンバラではない時代劇”という斬新さはTV版で実証済だし、凡庸な大筋も含めて急ごしらえ感は否めず”破壊力”が今一つである。しかしこれらの不満点はラストの次回作で解消される。敢えて京都映画の効果音を採用せず、鏑木 創の独自劇伴で試行錯誤を重ねる制作陣の苦労が偲ばれる。

詳細評価

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