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(1973)

監督
新藤兼人
  • みたいムービー 5
  • みたログ 30

3.90 / 評価:10件

1914年→1973年と時代が変わっても…

  • bakeneko さん
  • 2020年3月6日 6時39分
  • 閲覧数 174
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

高校の国語の教科書にも載っていた夏目漱石の「こころ」を、時代設定を大正時代から戦後の高度成長期に移して映画化した作品で、1973年という時代の空気感覚と若者気質が映像に封入されています。

原作の明治気質の真っ直ぐな登場人物が、安保闘争やあさま山荘事件に敗走した屈折した若者世代に変わっていることが最大の特徴で、原作にはない蓼科山が物語の重要なモチーフとなっています。
主演の3人:松橋登、辻萬長、杏梨が原作のイメージと全く違う=1970年代の若者で思考&行動&ファッションも現代的であることが、オリジナルのプロットの普遍性を浮かび上がらせている作品ですが、何十年も経て落とし前を付ける原作と若い時期に決着を着ける映画に、明治と戦後昭和の相違点も見ることが出来ます。

夏目漱石の「こころ」を明治から、まだ“賄いつき下宿”が存在していた1970年代昭和に時代を翻案して作られた作品で、蓼科の山の緑が青春を感じさせますよ。

ねたばれ?
1、原作に忠実な映画化は、1955年の市川崑版があります(森雅之、三橋達也、新玉三千代 主演)
2、それにしても下宿代が高すぎる!(現在に換算すると20万くらいかな~)

詳細評価

物語
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