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しなの川 (1973)

監督
野村芳太郎
  • みたいムービー 3
  • みたログ 39

3.12 / 評価:26件

こんな映画だったのですね

  • たーちゃん さん
  • 2021年3月5日 23時04分
  • 閲覧数 290
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

その昔この由美かおるさんの川のほとりでのヌードがとても有名でどんな映画なのかと思っていた作品です。
野村芳太郎監督作品という事もあり、とても期待して拝見しました。
ですが・・・。

由美さんと相手役の仲雅美さん。どう見たって17歳には見えません。名家のお嬢さんの高野雪絵(由美かおる)と奉公人の朝田竜吉(仲雅美)との悲恋物語かと思ったのですが、そうではありませんでした。

雪絵の思わせぶりの振る舞いに、竜吉は次第に雪絵の事を好きになっていきます。雪絵のお供に竜吉の実家に行って、雪絵の母の話を聞きに行った帰りです。雪絵は川での水浴びをしたいと言い出し、着物を脱いで水浴びを始めます。これが例のヌードシーンです。
「お前は私の事好き?」
そのあとに蛇が出たと言って、裸のまま竜吉に飛びつきます。
こんな事されたら、好きになってしまうでしょう。

しかし、そのあと父の高野淳三郎(仲谷昇)から長岡の寄宿舎のある女学校に転校することになる雪絵です。
するとそこの高校教師の沖島雄介(岡田裕介)の事が好きになってしまう雪絵でした。周囲の反対にあって沖島と雪絵は駆け落ちをし、雪絵は沖島に処女を捧げてしまいます。
しかしこの雪絵さんそのあとに何があったわけでもないのに、沖島の思いを振り切って別れてしまいます。
その後、実家に帰ってきた雪絵は竜吉と結ばれるのかと思いますが、一緒に死んでくれと言って、心中をします。ですがこの心中は失敗し、二人とも助かります。
ここで二人が結ばれるのかと思いきや、家のために父の勧める縁談を受けることにして、雪絵は嫁に竜吉は満州へと旅立っていくのでした。

母の血が男好きの血なのでそうなったというような描き方をしていますが、ただ単にこの雪絵という子は気まぐれで男好きの子なんだと思います。この雪絵に振り回される竜吉と沖島にしか見えません。

父だと思っていた淳三郎が同性愛者という当時ではショッキングな内容だったろうなと思います。

別れた沖島に会いに行くために、夜走る汽車から雪絵が飛び降りるシーンがあります。飛び降りたあと無傷で、どこにいるかもわからない高野と再会します。こんな事あるでしょうか。そのあとの宿での芝居のオーバーな事。このあと二人は結ばれるのですが、明るい日中に庭を背景に着物を脱いで、沖島に抱かれます。これも不自然の極致です。その瞬間に雪絵は「別れようと思った」というナレーションで処理されてしまいます。
???の連続です。
それから一か月後実家に帰る雪絵はとてもおしゃれな白いスーツとモダンなヘアスタイルで帰ります。この一か月に何があったの?
またもや???の連続です。

作品的にはかなり陳腐な内容でした。気持ちの変化などはすべてナレーションで処理されていて、どうしてそうなったのかなどはかなりの力づくで描かれていました。昔はこんな企画でも映画になったんだなと感じました。おそらく由美さんのヌードありきの作品だったのでしょう。

のちの東映プロデューサーの岡田裕介さんが沖島役で出演しています。岡田さんは当時東映の社長の岡田茂氏の長男だと思うのですが、この映画は松竹だし、タイトルの名前の下に東宝となっていました。
何か色々な事があったんだろうなと思いました。

詳細評価

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