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青春の蹉跌 (1974)

監督
神代辰巳
  • みたいムービー 53
  • みたログ 188

4.01 / 評価:68件

えんやーとっと、えんやーとっと

  • bwa***** さん
  • 2021年3月30日 14時24分
  • 閲覧数 80
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ギラギラしていた頃の萩原健一さんと桃井かおりさんの出演作品として、タイトルを知ってはいましたが、まだ未見の作品でした。

神代監督の初の一般映画だったのですね。
低予算の中で、自分の表現をきちんとやっていこうという意志の見える作品です。
歩行者天国や新宿歌舞伎町のミラノ座の前にあった噴水、上野駅や新宿駅のゲリラ撮影。今では絶対にできない一般人の中での演技。リアル感が凄いです。
テレビドラマ「傷だらけの天使」でもやっていた「えんやーとっと、えんやーとっと」の萩原さんのつぶやきによる虚無感をうまく演出したナレーション。アテレコ録音だから出来る独特の演出術は、ロマンポルノ経験のある監督だからこそできる、演出だったのでしょう。

ストーリー的にはこうなるんだろうなぁという、ありありの展開ですがラストの刑事の会話が衝撃的でした。
江藤賢一郎(萩原健一)は家庭教師のバイトをしていた大橋登美子(桃井かおり)を妊娠させてしまい、金持ちの叔父 田中栄介(高橋昌也)の娘田中康子(檀ふみ)との結婚が決まったことから、雪山に行って殺してしまいます。
その登美子のお腹にいた赤ちゃんの血液型が賢一郎との間では出来ないはずの子供だったという事。ではこの赤ちゃんの父親は誰だったのか。
登美子が死んだ現在はみんな闇の中という事です。

ラストでアメリカンフットボールのタックルを受けて、骨の折れる音で終わります。

とてもやるせない気持ちが残る作品でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
  • 切ない
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