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アルカトラズからの脱出 (1979)

ESCAPE FROM ALCATRAZ

監督
ドン・シーゲル
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3.92 / 評価:679件

アルカトラズ刑務所の歴史

  • pol***** さん
  • 2009年11月18日 10時56分
  • 閲覧数 1791
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

私はこのクリント・イーストウッド主演、ドン・シーゲル監督の【アルカトラズからの脱出】という作品が大好きです。

主なストーリーは
”サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島の中に、鉄壁の牢獄、通称”ロック”と言われる「アルカトラズ連邦刑務所」があります。
この刑務所はサンフランシスコ湾の激しい潮の流れや寒さもあり、例え刑務所を脱獄できても、その先の海を泳ぎきることが不可能と言われてきました。
1906年の設置から39人が脱獄を試み、再逮捕26人・射殺7人・溺死1人、そして、5人が行方不明(公式には死亡だが遺体は未発見)この5人のうち銀行強盗で収監されていたモリスと仲間2人の脱獄劇(1962年6月11日発生)を描いた作品です。
しかも実話です。

ストーリーは、アルカトラズに入所(1960年1月20日、囚人番号はAZ1441)してきた頭脳優秀(IQ133)な主人公フランク・モリス(クリント・イーストウッド)は入所した日から脱獄の方法を考えていました。
ある日通気口から外へ出られるという話を聞き、独房の小さい通気口への入り口を大きくしてそこから独房の外へ出て、脱出する手段を思いつきます。
彼は仲間を誘い、色々な障害をクリアし、自作のイカダや人形を使い、それまで絶対に不可能といわれた脱獄へと挑戦するのです。”

この作品は劇中に流れる音楽がほとんどなく、脱獄というテーマをより強調しています。
同じ脱獄映画で【穴】という作品がありますが、この映画もほとんど音楽がなく、ひたすら穴を掘って脱獄するシーンが続き緊張感を増す効果を狙っています。

さらに、どんな脱獄映画でも売れ行きを考慮して女性をなんとか出演させますが、この作品には全く女性が登場しません。
硬派な脱獄映画ですね(笑)

私はこの作品が好きなあまり実際にアルカトラズ連邦刑務所に観光に行ってきました。
【ロック】というショーン・コネリー主演の作品の中でもアルカトラズ連邦刑務所が観光地で紹介されていますよね。

観光地となったアルカトラズでは、フランク・モリスの部屋が輪切り(透明なアクリル板が入っています)状態で脱獄ルートが紹介されていました。
ちゃんとあの自作人形もありましたよ(笑)
凄く面白かったですよ。

フランク・モリスは銀行強盗の罪で服役していましたが、この刑務所は重罪人を収監する刑務所なのであの”アル・カポネ”や”マシンガン・ケリー”も収監されていました。

刑務所の地下には通称”あなぐら”と呼ばれる懲罰房がありました。
刑務所内で反抗的なことをすると1週間くらい放り込まれてしまうのですが、1ヶ月もそこにいると頭がおかしくなってしまうそうです。
入り口を閉められてしまうと、全く光が差し込まないのですが、この”あなぐら”が舞台の作品があります。
妹のために、たった5ドルを盗んで25年の刑をくらい、刑務所からの嫌がらせで実際に数年間もこの”あなぐら”に閉じ込められた受刑者役を演じたケヴィン・ベーコンと弁護士役のクリスチャン・スレイターの【告発】という作品ですね。
こちらも実話です。

天井に穴が開いている所があるのですが、これは当時刑務所内で暴動が発生して、それを鎮めるために空軍が爆弾を投下した跡だそうです。
凄いことしますね。

ロバート・ケネディーの命令で封鎖した後は、インディアンたちの権利回復要求運動「レッド・パワー運動(Red Power movement)」によりアルカトラズ島はインディアンンに占拠されてしまいました。
刑務所内の房でくつろいでいるインディアンの写真を見ましたよ(笑)

ちなみにこの作品のクライマックス、モリスとエングリン兄弟とアレンの4人で脱獄するために刑務所内の屋根裏のような所で待ち合わせをします。
この屋根裏は天井までの高さが一人では届かないので仲間で助け合う必要があります。
しかし脱獄の直前で仲間の一人のアレン・ウエストが怖気づいて逃げ遅れてしまうのですが、あの絶望感に満ちた顔が忘れられません。

その後、いかだの一部やエングリン兄弟の物であった防水バッグなどが発見されますが、モリスらの遺体は見つかりませんでした。

その脱獄事件から1年足らずしてアルカトラズ刑務所も閉鎖となります。
(閉鎖については、先ほども紹介した【告発】の過剰な虐待による告発が原因なのでしょうか?)

彼らはその後どうなったのでしょうか・・・。
本当にサンフランシスコ湾を渡りきることはできたのでしょうか?
後にアメリカのテレビ番組の中で当時の状況を再現し、実際にあの自作イカダで海を渡りきることを立証しています。

みなさんもチェックしてみてください。

詳細評価

物語
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