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青葉繁れる (1974)

監督
岡本喜八
  • みたいムービー 6
  • みたログ 26

3.17 / 評価:6件

マシュマロ~

  • bakeneko さん
  • 2010年5月20日 10時50分
  • 閲覧数 220
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

2010年に逝去された井上ひさしの名作で、仙台のボンクラ高校生の青春奮闘劇を、岡本喜八が溌剌と映画化した“青春&人間ドラマ”の傑作であります。

えー、“男子高校生の若さと輝きをユーモラスにほろ苦く描いたドラマ”は邦画だけでも毎月1作ぐらいのペースで創られています。これは、作者達が自伝的な想いを込めてドラマを創り易くて、
特撮やスペクタクル&銃撃等のアクションの必要も無くて、
ドラマの主人公達と同世代の学生層の観客も集客出来て、
更にギャラがまだ安い“人気若手スター”を使えるー等の利点が多いからであります(逆に言えば、“似たり寄ったり”のこのジャンルの古今東西の膨大な作品群の中から“突出した”出来映えの作品を選ぶのは骨が折れるのであります)。

絶妙な語り口と諧謔味のあるユーモア&鋭い人間観察と風刺の込められた、井上ひさしの原作(文学としても一級の出来!)を、
若さのエネルギーの爆発と焦燥感を描かせて他の追随を許さない岡本喜八が映像化した本作は、かつて男子高校生だった(または現役高校生)者には、若かったあの頃に(無意味な活力の暴走や感情の鬱積感も含めて)還してくれます。そして、格好悪くて考え無しだった頃の自分に赤面しつつ、“輝いていた夏の日”を楽しむ事が出来るのであります。
ボンクラ高校生の“大馬鹿”描写はもちろん、イケメン高校生の“青さ”や女子高生の姦しさ、周囲の大人社会の若者にとっての“不可解さ”や懐の深さ等も良く描き込まれていて、特に校長を演じるハナ肇の“清濁合わせ飲む”キャラクターが秀逸であります。
あっと、本作では現役女子高生だった秋吉久美子(まだ幼顔の普通の美少女♡)を拝む事も出来ますが、以外と出番は少なめ(初番―中盤の20分くらい)でありますので、過度の期待は禁物であります。

文句無しに面白い(劇場は笑いの渦でした)娯楽作で、相棒は「喜八版アマルコルド」と称した、“恥ずかしくも眩しい”青春ドラマの傑作であります(下世話な表現もありますので、上品な方とお子様は敬遠した方が良いかも知れませんが…)。

ねたばれ?
1、本作は同年(1974)にTV化もされていて、主演が森田健作、ヒロインが竹下景子でした。
2、秋吉久美子が演じた美少女は、宮城県第二女子高等学校に通っていた若尾文子がモデルです(可愛かっただろうな~)。

詳細評価

物語
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