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田園に死す

bur********

3.0

寺山のアマルコルド

色彩豊かな映像、少年時代の思い出やサーカス、豊満な女性(空気女)のイメージから『フェリーニのアマルコルド』を思い出しました。 構造的には、現在の自分と少年期の自分が過去に出会う『リアリティのダンス』のようでもあります。 しかし、『リアリティのダンス』は、過去を受け入れることによって自分(監督自身)を肯定するのに対して、『田園に死す』は、自分を否定しているために過去を変えようとするので、本質的には全く違います。 まあ、なんだかんだ言っても、寺山修司の映画はよくわかりません(^^; ラストの、少年が寺で犯される場面から親子二人差し向かいでの食事場面がくどいし、“終”の文字が流れてからしばらくホワイト・スクリーンを見せ続けられたのにはウンザリしましたが、白日夢のような世界を描く映画は嫌いではなく、観て良かったと思いました(あくまで「他の作品よりは」ですがw)。 シネ・ヌーヴォの「寺山修司生誕80年」、未見は残すところ『書を捨てよ町へ出よう』と『さらば箱舟』の二作です

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