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昭和枯れすすき (1975)

監督
野村芳太郎
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3.33 / 評価:6件

凡作だが懐かしい…とても素敵な秋吉久美子

  • 奥田映二 さん
  • 2013年1月14日 9時03分
  • 閲覧数 1164
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

これも新藤兼人の脚本。
監督は大御所「砂の器」「事件」「鬼畜」などの野村芳太郎である。
この監督はカメラを一切覗かない監督ということらしかった。
川又昂のような撮影を使ってればそれが出来なかったのか?
この映画では新宿のロケをハンドカメラで撮ったということで有名らしい。

この映画の題名「昭和枯れすすき」は元々TBSのドラマ「時間ですよ」の挿入歌として、着流し姿の細川俊之とその内縁の妻ぽい大楠道代が、筋とは毎回関係無く出てきたところで流れた曲。
大ヒットしたけど今あらためて聴くと凄く暗い歌…
原作は結城昌治の小説だから、映画と題名これ全く関係無く、滅茶苦茶やなあー。
しかも映画でもこの歌使ってるしね。

ストーリーは何の事は無い。
二人暮らしの刑事の兄(高橋英樹)と擦れてしまった妹(秋吉久美子)が巻き込まれる殺人事件…兄は殺されたチンピラの情婦にいつの間にか成り下がっていた妹を疑うが…
しかしてそこには、特にひねりやトリック謎解きもどんでん返しも無い。
東京砂漠で身を寄せ合って生きるふたりの哀しみとでもいうのか、それがいかにもゴミゴミした新宿の街を背景に映し出されていくって感じ。
野村、新藤コンビにしてはあっさりし過ぎた凡庸な作品。

だが何か惹かれるものが有るのは、当時の東京にノスタルジーを感じるからかな。
1975年当時リアルタイムなら逆に何も感じなかったことでさ。

高橋英樹は今と違ってとても凛々しく、秋吉久美子はあどけなさが残る少女である。
この女優さんはやはり魅力があるなとつくづく思う。
1970年代の映画を語る上でスルー出来ないスター女優である。

池波志乃は当然まだ若く、豊かな乳が見え隠れのラブシーンも当時は話題になったのかもしれないが今では話題にも何もならない程度のソフトなもの。

下條アトムや伊佐山ひろ子も懐かしい。
鈴木瑞穂が居ると安心しちゃったりする。

妹の疑いが晴れ、真犯人が捕まった(どちらかと言えばこの被害者と犯人のほうが哀しい)のだから兄は刑事を辞める必要も無く、妹とふたりで遠くへ旅立つのもただ感傷的にしたいという狙いにしか思えず、
やはり見どころは、蔵出し!あの時の映像って感じの役者も含めたノスタルジーだけなのが物足りない作品。

でもこういうのって好きな感じの映画ではあるんだよね(笑)一見の価値ありと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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