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阿寒に果つ (1975)

監督
渡辺邦彦
  • みたいムービー 12
  • みたログ 23

5.00 / 評価:11件

そんな薄着じゃあ無理もないなあ~

  • bakeneko さん
  • 2016年3月30日 23時03分
  • 閲覧数 1568
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

作家・渡辺淳一の初恋の人である―早熟の画家である札幌南高の同級生加清純子の短い生涯を描いた「阿寒に果つ」の映画化作品で、札幌→阿寒の現地ロケ映像と当時22歳の五十嵐じゅんの鮮烈な肢体、そして眞鍋理一郎のリリカルなテーマ曲が逝ってしまった女性の蒼い時を刻み付けています。

実在した天才少女画家にして初恋の女性の魂の彷徨を1970年代の風俗の中に掬い取った作品で、様々な男達との出会いと別れを経てヒロインが最期に辿り着いた結論までを見つめていく映画となっています。
幻想的なまでに美しい冬の北海道の雪景色がヒロインの孤独を浮き立たせていて、オープニングの赤い服が雪景色に映えるコントラストも見事な作品なのですが、実際の事件の服装を再現したものと知って驚きました。
1951年の事件を20年後に再検証していく原作と異なり、映画は1970年代に時代を移していてゴーゴーダンスや70年代ファッションも映し出されていきます。
ちょっとクライマックスでのヒロインの心境変化の推移描写が舌足らずなので、“どうしてその結論に至ったのか?”-唐突な印象を受けますが、不明瞭な謎が最後まで残ったことで反って青春の不可解さと衝動性が映し出されたとも言えます。
五十嵐じゅんはヌードも披露する体当たり演技で、少女の繊細さと神秘性を現出させていて、雪の北海道を彷徨う様子は妖精の様ですよ!

ねたばれ?
1、 普通男性作家が初恋の女性を描くと、ゲーテのグレートヒェンやダンテのベアトリーチェの様に理想&清純化するものなのですが、本作のヒロインは性的に奔放で近親相姦レズビアンの素養まで語られます―変わっているな~(もしかして振られた腹いせのリベンジポルノ?)
2、 これが私流の“ロミオとジュリエット”の絵と言われても…

詳細評価

物語
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