ここから本文です

不毛地帯 (1976)

監督
山本薩夫
  • みたいムービー 12
  • みたログ 190

3.78 / 評価:58件

第1次F-Xとダグラス・グラマン事件汚職

  • toy***** さん
  • 2014年1月4日 8時42分
  • 閲覧数 1508
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦争で生死の分かれ目で築かれた戦友との信頼関係で元帝国陸軍中佐で参謀の近畿商事の壱岐正(仲代達矢が演じ実話では伊藤忠商事の瀬島龍三)が一旦決まっていた機種からひっくり返していく話。

戦前の大本営参謀も戦後の株式会社の部長級以上決議、政治での決議は、結局、数人の人間関係で決まっていく。大本営発表だって、国防会議だって後付け了承ためのもの。

真面目にやることを虚しくさせる。赤紙1枚で死んでいった人達が可哀想。参謀が出した作戦で何万人の人が死んだことが引き合いに出され、それに対して何とも思っていないような台詞がある。山崎さんの真実を暴く姿勢が細部まで行き渡っている。

日本の航空自衛隊の次期主力戦闘機導入計画F-Xに関して、必ず政治的な汚職と賄賂が付きまとい、第1次、第2次と国会で大騒ぎとなった大事件となっているが、山崎豊子さんが小説化し暴き現在の不正防止に活かしたもの。でも瀬島龍三とかかわりのあった岸信介、中曽根康弘などの政治家の立場は揺るがず内閣総理大臣となっていく。

結局第4次F-Xでも、F-22A、F/A-18E/F、F-15FX、F-35、フランスのラファール、欧州のユーロタイフーンから、F-22Aがアメリカから断られると、一気にF-35に決まる。比較表もあとで取り繕ったようなものが添付されるがキナ臭さがつきまとう。

金が絡むと人間性が歪み、心が腐敗する。厳しい権力争い・利権争いがそうさせるのだろうが、その勝者が政治家や官僚、会社で出世していく人なのだろうが、本当はいつまでも清廉潔白な人が少しでもいて、こういう映画の題材が無くなることを切望する。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ