安藤昇のわが逃亡とSEXの記録
3.0

/ 3

0%
33%
33%
33%
0%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)


  • どーもキューブ

    4.0

    田中登監督、安藤昇の逃亡とセックス

    1976年東映作品、成人指定。脚本高田純。監督日活大人の映画、日活ロマンポルノを支えた田中登。田中監督は、猟奇殺人物の傑作で室田日出男必見の演技「人妻集団暴行致死事件」。和風怨念スプラッターの隠れた傑作「丑三つの村」、「実録阿部定」等々。しっとり、ねっとりとした映像センスが実に素晴らしい田中監督であります。 そこに、実録任侠俳優、安藤昇主演。佐藤監督の「実録安藤組襲撃編」を予習鑑賞。安藤昇の実録任侠映画を堪能しました。恐喝、ゆすり、殺意、逃走の日々と組内翻弄されるドラマが繰り広げられていました。 今回はその「実録安藤組襲撃編」を「アダルト編」にしたような趣。しかも監督変わって、ロマン派の田中監督だけに一風変わった作風でとっても面白かったです。「実録安藤組襲撃編」よりこちらのほうが面白かったです。 話の構造は同じ感じ。安藤組率いる荒くれ組織。ある人を襲撃、殺人、逃亡する物語。ただしこちらは、「アダルト、成人指定」なんですね。 安藤昇の逃亡の細かなディティールがこちらの作品の方が細かかったような気がします。 逃亡の間やる事ないんで「セックス」するかみたいな「妙なリアルさ」が本作の見所。 また、やる事がないのでプラモ作ったり、読書したり、逃亡も大変です。このへんの描写の細かさは、確かに実録です。 フランスのメルビルやジョゼジョバン二のような実録の感じが、うっすらただよいます。女性から女性へ逃亡し、連絡を待つ。情勢を見る。安藤組長のさながら逃亡と性の遍路をたどります。 勿論逃亡の合間、ツレの数多い女性達の秘め事、女性達の愚痴、わがまま描写もそれぞれ。そんな彼女達を安藤さん、真顔で無表情に攻めて行きます。男、安藤ファン必見。 女性達もいろいろな特徴を持つ女性がいてリアルです。 店の人、子持ちの人、幼く親身になってくる人等々。安藤氏も手馴れた感じで。厳しく、冷たく触れ合っていきます。  田中監督の素晴らしいモンタージュがありました。 ある瞬間、安藤の目にフラッシュライトがあたり瞬きをします。そうすると自分の過去のフラッシュバックとともに、過去のニュース映像がかぶさる昇フラッシュライトシーンがあります。 彼の自問自答する映像シーンなんですが、とっても内省的な映像カットのシーンでとても成人指定映画に見えない素晴らしいカットが見れました。 そして今まで見たことない大衝撃なラストが到来。 「到底ありえない」「ある意味衝撃的」な結末が待っています。 引いてみると超笑えるんですが、、(笑) 音楽泉谷しげるのシンプルな音が、正直良すぎて勿体無い感じです。 勿論安藤昇のニヒルな男の魅力、まぐあい、論理、トップの風格も必見。 そしてそしてめちゃかっこいい石橋蓮司さん必見。白のスーツに白の帽子、そしてわっけーみたいな感じ。昇兄貴を支えます。 そしてコロンボの声でおなじみ小池朝雄。 なんか見るとチャールズマンソンに似ていると勝手に自分で思っている若き蟹江敬三も必見。 安藤昇のセクシャルなランナウェイ。過去をノボルフラッシュライト、逃亡の果てに衝 撃的(笑劇かも?)な最後があなたを待ち受けてます。安藤昇の逃亡とセックス、是非ご覧ください。DVD再発希望。 追伸 安藤昇主演シリーズあと加藤泰監督「懲役18年」を見てみたいと思っています。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
安藤昇のわが逃亡とSEXの記録

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル