河内のオッサンの唄
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作品情報上映スケジュールレビュー

本編配信

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作品レビュー(2件)

勇敢33.3%笑える16.7%コミカル16.7%楽しい16.7%切ない16.7%

  • むるそー

    4.0

    えも言われぬパワーを感じる

    本作は所謂「歌謡映画」である。 かつて、ヒット歌謡曲をモチーフにしたプログラムピクチャーが数多く制作され、本作の齋藤武市監督も「南国土佐を後にして」「骨まで愛して」といった作品においてメガホンをとっている。 さて、本作のモチーフとなった「河内のオッサンの唄」であるが、レコード売上80万枚を超える大ヒットとなりながらも、「やんけ」や「ワレ」といったガラの悪いフレーズを連呼する歌詞に対して、ただでさえ「八尾の朝吉」でお馴染みの「悪名」によって、河内=八尾=ガラが悪いという風評被害(?)でナーバスになっていた八尾の人々から抗議を受けたという曰く付きのヒット曲である。 そんな歌謡曲がモチーフの映画だから、内容は実に下品で低俗で荒唐無稽である(笑)。 本作の舞台は「全国区」の八尾ではなく河内松原。 やはり、八尾に対する遠慮があったのか?(笑) 尤も、河内松原が舞台といっても、実際に登場するのは河内松原駅のみで、あとの河内松原という設定のシーンは殆どセット撮りである。 ミヤコ蝶々サン演じる「六升のオバハン」をはじめとする、下町人情などという甘っちょろい言葉など超越した濃厚な人間関係を持った濃い~人々が登場するが、もはや当時大阪市のベッドタウンと化して、よそ者だらけの街になっていた現実の松原市というより、泉南地方あたりをイメージした架空の街といってもよいだろう。 そのような街の住人、拓ボン(川谷拓三氏)演じる主人公・トクマツこと徳田松太郎は、バクチ狂いの白タク運転手。 そんな彼は、ある日知り合いの女・花子とのバクチに勝ち、その形(かた)として嫁にもらうという、今の時代の映画では絶対に許されない、もうトンでもない出だし(笑)。 そして、彼は唐山長治(カラチョー)なる東京モンの舎弟を持つことになるのだが、実はこのカラチョーは曰く付きの男で、元暴力団の三下で、組の資金源のヘロインを持ち逃げするのみか、組長の情婦と駆け落ちしていたのだ。 しかも、その女は六升のオバハンの娘・かほるだった! 当然、東京から暴力団が河内松原に押しかけて来て、カラチョーは新たな恋人・梅子ともども拉致されてしまうのだが、カラチョーを庇おうとした六升のオバハンは、暴力団の車にはねられて死んでしまう。 それにしても、暴力団が殺人まで犯しても警察が出動する様子はない。 一体、河内松原はどんな無法地帯なんだ(笑)。 そこで我らが拓ボンは、「河内モンのド根性見せたるぞ」とばかりに、カラチョーと梅子を救出し、六升のオバハンの仇を討つべく、東京へカチ込みに向かう…という無茶苦茶なストーリーだ(笑)。 制作スタッフたちは、実際の河内松原駅を撮影していることからしても、脳内に描いていたイメージと実際の松原市とのギャップは分かっていたはずで、その上で、敢えて荒唐無稽な世界観を構築しているのだろう。 無茶苦茶なストーリーも、勢いのある脚本で約90分にまとめられているから、視聴者を上手く煙に巻いて、痛快極まりないラストシーンまで飽きさせない。 そして、「ピラニア軍団ブーム」に乗って映画初主演となった拓ボンの存在感は圧倒的。 また、六升のオバハンを演じたミヤコ蝶々サンの素晴らしさ。 東京生まれの神戸育ちで本当は上品な人だけど、ガラの悪い大阪弁を喋らせると本当に味わいがある。 荒唐無稽なお話でも、きっちり構築された世界観と勢いのある脚本があり、実力と存在感を持った役者が演じれば面白い映画に仕上がるという、現代の邦画が忘れてしまったパワーを持った作品だ。

  • cek********

    3.0

    ♪やんけ~やんけ~そやんけワレぇ~~

    わはは、だれもレビュー書いてないのね。初レビューの栄、誇らしいですなあ。しかも「河内のオッサンの唄」ときたもんだ! 拓ボンはもちろん室田さんがアクのあるエエ味出してておいしいところ持って行ってる。よっ、ピラニアコンビ! 人情って部分で影響受けるよね、こういう映画若い時に観ると。でも今の若い衆がそうかどうかは分からない(笑)あと今の時代こういう映画の需要があるかどうかも分からない。(たぶんなさそうだ…) この映画のポスター、イキきった顔で包丁振り上げる拓ボンの晴れ姿。今じゃ絶対無理ですなあ。 岩城滉一は下手。もうキラキラするくらい下手。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
河内のオッサンの唄

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
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