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血に笑ふ男 (1937)

LOVE FROM A STRANGER

監督
ローランド・V・リー
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3.00 / 評価:2件

窮鼠猫を噛む見事なハイライト

  • rup***** さん
  • 2017年4月23日 22時43分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

アガサ・クリスティの短編『ナイチンゲール荘』を映画化した作品。

ルームメイトのケイトと世話の焼けるおばの3人でつましいアパート暮らしをしている主人公の女性キャロル(アン・ハーディング)が、宝くじに当選して、突然大金持ちに。
勤めていた会社もすぐに辞めて、これまでの貧乏暮しから解放される喜びに浮かれて長年の恋人もほったらかしてケイトと憧れのパリへと旅立ちます。

長期留守にする部屋を借りようとした紳士風の男ジェラルド(ベイジル・ラスボーン)が何故かキャロルたちの旅についてきて、急速に親しくなった2人は勢いで結婚してしまいますが、キャロルはジェラルドの素性を全く知らなかったことに不安を覚えてしまう。

田舎に買った新居で地下室を占領して誰も立ち入らせようとしない夫ジェラルド。果たして、その真相は…。


本作の観どころは何と言ってもラスト5分。

殺人鬼の標的となって、完全に逃げ場を失った絶体絶命のキャロルが反転に出る一幕は、演技が下手だと説得力がなくなりそうな重要な場面ですが、ここでのアン・ハーディングの熱演がとても印象的。圧倒的優位を誇っている相手に対して、最大級のハッタリをもってぶつかる知恵と勇気ある女性の姿を見事に表現しています。

また、ベイジル・ラスボーンは、本作のような役柄はお手の物という感じで、紳士的でありながらどこか硬質で冷たい雰囲気を醸し出して、存在感を見せてくれます。

監督は、「巌窟王」や「海賊キッド」などのクラシカルな題材を多く手掛けているローランド・V・リー。
古風な画面づくりで、鑑賞したDVDのプリントの状態もあまり良くないせいか、かなりぼそぼそした感じを受けましたが、奇をてらわず正統派のストーリー展開なのが好印象の作品でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
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