地獄の天使 紅い爆音
77分
地獄の天使 紅い爆音
作品レビュー(1件)
- Masala
3.0点
映画の物語は横須賀を舞台にした不良にヤクザが絡む抗争劇と言ったところで、東映としては『ズベ公』『女番長』シリーズの末裔の様な作品だ。 しかし、注目すべきは出演陣だ。 主演は一応、この作品でデビューして引退した入鹿裕子と、歌手の内藤やす子、館ひろしなんだけど、サブキャラに森下愛子が配されている。 彼女はスケ番の台詞によると「マブイ顔して、男を食らったことがない」役で、いわゆるバージンの事だろう。 森下の台詞はかなりぎこちないが男を惑わす小悪魔振りを発揮して、デビューしたての原石ながら画面から強烈なオーラを発している。 監督は「不良番長」シリーズの内藤誠だけに、プログラムピクチャーの壷を得た演出が冴える。 当時の横須賀の空気が伝わってくる作品である。
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