ここから本文です

曽根崎心中 (1978)

監督
増村保造
  • みたいムービー 12
  • みたログ 89

3.83 / 評価:29件

心中シーンへと突き進む怒涛の迫力

  • おーるどぼーい さん
  • 2009年5月9日 0時22分
  • 閲覧数 1042
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

ご存じ近松門左衛門の心中物を増村保造が映画化。愛を全うし意地を貫く男女二人の物語。男・徳兵衛に宇崎竜堂、女・お初に梶芽衣子。

怒涛の気迫はまさに増村作品で、晩年の秀作と言えるのでは。愛のために全てを投げ出す人間を描かせたら、増村監督以上の適任者はいないだろう。

宇崎竜堂が予想以上に頑張っているが、何と言っても梶芽衣子の気迫がお見事。愛する男と添い遂げること=女の意地と誇りに全生涯をかけるお初に、眼力で女の情念を表現する梶芽衣子はハマリ役。

クライマックスは、お初が自分の心情を吐露し、床下に隠れた徳兵衛がそれを聞く場面。訳あって床下から出られない徳兵衛は、それでも自分の喜びを表現したくてお初の足に接吻をする。とても官能的な場面だ。

徳兵衛を罠にかける九平次(橋本功)のあまりの悪役ぶり(ここまで憎々しいキャラもあまりいないのでは?)や、銀二貫をめぐり息子・徳兵衛を殴り倒す継母(左幸子)の迫力など、手加減無しの演出も圧倒的。ラストの心中シーンまで凄味と美しさで一気に引っ張られる快作だ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • スペクタクル
  • ロマンチック
  • 勇敢
  • 切ない
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ