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鬼畜 (1978)

監督
野村芳太郎
  • みたいムービー 198
  • みたログ 831

4.09 / 評価:417件

ラストシーンの解釈

  • jmp***** さん
  • 2020年4月1日 14時22分
  • 閲覧数 2286
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

Wikipediaによれば脚本家は明らかに「父親を拒絶した」つもりだったが監督が「父親をかばった」ともとれる演出をしたということになっています。

フィクションではありますが、私は両方の感情があったのだと思います。かばう気持ちがないのなら、さっさと名前も住所も言って父親を逮捕させればいいわけだし、児童養護施設の男の話の途中で振り返って父親の後ろ姿を追うこともなかったでしょう。逆の(父親から顔をそむける)演出もできたはずです。唯一自分を愛してくれた大人への想いを断ち切ろうと苦悶している、というところではないでしょうか。その決意が現れているのが車の中の表情でしょう。

そう思うと子役の子の演技力は素晴らしいと思います。棒読みが云々されますがいやしくもプロダクションに所属する子役が棒読みしかできないはずはないでしょう。幼さを強調する演出だと思います。原作でも映画でも知恵遅れという設定になっています。あの子がのび太や鬼太郎のようにはきはきすらすら喋ったら同情するものもできません。

同じ原作者と監督で時期も近い「砂の器」の和賀英良も、過去の父親を強烈に想いながらも現在の父親を拒絶するという点で同じ構図だと思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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