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ルパン三世 (1978)

Lupin the 3rd - The Mystery of Mamo

監督
吉川惣司
  • みたいムービー 54
  • みたログ 1,199

4.32 / 評価:464件

この映画は名ゼリフの宝庫だ!

  • カナボン さん
  • 2009年5月28日 22時35分
  • 閲覧数 3854
  • 役立ち度 38
    • 総合評価
    • ★★★★★

久しぶりにアニメのレビューです。今日から数回、アニメで攻めてみようと思っとります、ハイ。アニメ好きでない方、ゴメンナサイ・・・。
というわけで、私的アニメ祭り第1弾はこいつ、

今日のお題目は「ルパン三世/ルパンVS複製人間」です。

100本目のレビューに劇場版2作目の「カリオストロの城」をアップさせていただいたほど、私は、幼年時から大のルパンファン。もう40年近くもルパンが大好きです。今でも年1回の2時間枠テレビスペシャルを心待ちにしています。

TVシリーズは3シリーズが作られましたが、個人的に一番好きなエピソードは、旧シリーズでは「じゃじゃ馬娘を助け出せ!」、新シリーズは、沢山あるのですが強いて言えば、「荒野に散ったコンバットマグナム」、そしてPART?は「カクテルの名は復讐」といったところ。そして去年までに20本作られたスペシャルではつい最近、tenguさんがレビューされていた「ワルサーP38」が一番のお気に入り。
さて、では映画はどうかというと・・・。
やはり1作目の本作と2作目の「カリ城」のどちらかということになるのですが、本当に迷っちゃうほど両方とも大好き。でも結局クラリスの可憐さに負けてしまうオッサンな私・・・。

本作は忘れもしない私が中学1年の時に劇場公開されたものです。というのも我が中学で、中坊だけで観てもいいよという推薦映画制度があったのです。勿論、「ルパン」が推薦されっこありませんw。多感な中坊時代にエロ描写タップリのおバカアニメを推薦する学校がどこにある(爆)推薦されたのは、うちらのような地方で同時上映だった「ナイル殺人事件」の方でした。
(もちろんミステリーそのものを推薦した訳ではなく、ピラミッドなどの文化財をじっくりと見てきなさいという趣旨w)
しかし大方の中坊たち同様、ラッキーっと本当の目的で見に行ったのは当然「ルパン」の方でした。

この劇場1作目、そろそろ色気づき始めるうちらの年齢、そりゃあもうドキドキワクワクもの!不二子ちゃんの見事な肢体、ムチのM攻撃を受けて千切れる服のシーン、色っぽい増山江威子さんの声と重なって、おバカな中坊は妄想ムンムン(笑)。TVでは到底放映できないシーンの数々に目を見開いていたものです(爆)。

時期的にルパン最盛期だった第2TVシリーズの放映中。もともと大人向けコミックだった「ルパン三世」、もちろん原作の本能のままに動くルパンを明らさまに描く訳にはいきません。だから子供向けのお色気を抑えた作風となるのは当然のこと。しかしわずか23回で打ち切られた旧シリーズ、しかも最初の数回は割と原作の匂いのする、ハードな作りになっていました。だから本当のルパンファンの間では旧シリーズを一番評価する人が多い。
本作は、そんなハードなルパンファンを楽しませるべく、制約の多いTVシリーズでは描けなかった内容を思う存分発揮しています。その最たるものが不二子ちゃんのお色気なわけ。キャラのデザインも旧シリーズに近く設定されている。

でもやっぱそれだけではこの作品が名作と呼ばれる訳はありません。では何がこの作品を名作と呼ばれるものにしているのか?

それはシビレルようなセリフなのですね。実際この映画は名ゼリフの宝庫です。

「俺は、夢盗まれたからなぁ、取り返しにいかにゃあ」
「夢ってのは、オンナのことか?」
「実際、クラシックな奴だよ、お前って奴は」

終盤のルパンと次元の会話、この10秒ほどのシーンにこの映画の全てが濃縮されている。何気ないセリフのやり取りにハードボイルドの本質が滲み出ている。これがルパンの世界なのです。

そしてその後も五右エ門の名ゼリフとなるこの言葉も本作が最初。
「また、つまらぬモノを斬ったか・・・・」
このセリフが流れた時、場内は大爆笑!五右エ門といえば、典型的なストイックな日本男児として描かれたキャラ。つとめてルパンを放っておこうとするのだが、ついつい危機を見逃せず、手を下してしまう自分に憤りも感じている。こんなサムライの心理的葛藤、日本人にしかわかるまい。だからこのセリフが超オオウケするのです。

そして宿敵マモーを演じたのは西村晃さん。ご存じ2代目黄門さまですね。さすが名優と謳われた方、ルパンの最強の敵として誰の心にも永遠に刻み込まれたマモー、これは全て西村さんのお力があったればこそ。

笑い、お色気、派手なアクション、スリルとサスペンス、そしてカッコ良さと、エンタメに欠かせぬ全ての要素を網羅しているこの映画、やっぱりルパンの歴史上、絶対に外せない作品ですね。心から愛しているルパンの全てがここに詰まっているのです。

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