龍の子太郎
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(2件)

勇敢11.1%泣ける11.1%ファンタジー11.1%かわいい11.1%笑える11.1%

  • tt1********

    5.0

    甥っ子として

    育てていただいたという感じ。

  • pin********

    5.0

    隠れた名作。ぜひご覧ください。

    監督は『キューポラのある街』の浦山桐郎氏。 1979年の作品ですから、もう、30年も前の作品と言うことになります。 あの年、大学進学が決まり、遊びほうけていた春休み。 アニメーター志望で、アニメーター養成の専門学校に進学が決まっていた友人と、サンリオの『くるみ割り人形』やら『アルプスの少女ハイジ』テレビ版の再編集やら、子供向けのアニメを見まくっていた。 その中で、一番印象に残ったのがこの作品。 当時、東映動画の栄光はすでに過去のものとなっており、永井豪や松本零士の漫画のアニメ化でなんとか糊口をしのいでいるという感じでした。 すでに『未来少年コナン』で宮崎駿の名前はアニメファンの間に浸透しており、東映動画はどちらかというとバカにされる会社ですらありました。 もちろん、現実にはそんなことはなかったのでしょうが、けつの青い中途半端なアニメファンはそう思っていたのです。(僕のことです。) そんな東映動画が、最後の輝きのごとく作り出したのが、この『龍の子太郎』。 原作は、僕たちの世代で知らないものはないほど有名な創作童話。 当時の僕は「ちいさいももちゃん」のシリーズが大好きで、『ふたりのイーダ』や『私のアンネ・フランク』などで社会派的な童話も書いていた、松谷みよ子氏の大ファンでもありました。 それで、この作品、なんとなく心惹かれてはいました。 とはいえ、その頃はすっかりバカにしていた東映まんがまつり、さして期待もせずに見に行ったのです。 そして、この衝撃。 あの時の衝撃は、30年の時を経て、再び見返してみても色あせるものではありませんでした。 余談になりますが、これまた1979年の『銀河鉄道999』。 当時はものすごく感動したのに、その後、テレビ放映されたものを見て、この程度の作品だったのか、とがっかりしたことを覚えています。 さて、『龍の子太郎』です。 墨絵調の背景。 広がりのある画面。(シネスコですよ!) 落ち着いた中間色を多用したカラー。 カラーに関しては、『ルパン三世 カリオストロの城』よりもすぐれていると思っています。 登場人物がバストショットだったり、顔のアップで口が動くだけのアニメもどきばかり見ていた僕らは、大きな画面の中で全身が生き生きと動くアニメーションを見ただけで興奮してきたものです。 そして、キャラクター・デザインの魅力。 主人公、太郎の純朴で力強い表情もさることながら、天狗、鬼、山姥らの造形のすばらしさ。 そして、ディズニーの作品とは一線を画す動物達。 今回、見返して、漫画の祖といわれる「鳥獣戯画」を思い出しました。 また、おおらかなユーモアと性。 なんと、この作品、太郎の「おちんちん」が描かれ、山姥や太郎の母親の乳房が妙に存在感を持って描かれているのです。 30年前の劇場で、見に来ていた小さな子どもが「おっぱい!」と声を上げていたことをよく覚えています。 太郎のお母さんの声は吉永小百合が演じていました。 なんだか、吉永小百合のおっぱいを見ちゃったようで、照れてしまいました。 さて、このように素晴らしい作品が、どうして突然変異のように生まれてきたのか。 後年、原作者の松谷みよ子氏にお話を伺う機会もあったのですが、「東映動画の方が、長い間、アニメ化を強く希望しておられた。」と言うことしか聞くことができませんでした。 前述した「ちいさいももちゃん」の挿絵を描いているのは、東映動画で原画マンをつとめていた菊池貞雄氏ですが、そのことに何か関係があるのでしょうか。 東映動画の労組が関わっていた、との話もどこかで聞いたような気がするのですが、どこで聞いたことだったかも忘れてしまいました。 そのせいで、これだけすぐれた作品であるにもかかわらず、日本のアニメーション史の中でもまったく無視されている、なんていうのは、少々うがちすぎた話のような気もしますし…。 学生の頃、親と子の良い映画を見る会というののお手伝いをしていましたが、いつかこの作品をふるさとで上映したいものだと思っていました。 気がつくと、すでに30年の年月がたち、フィルムの入手も困難な状況になってしまいました。(ただし、DVDで見ることは可能です。ぜひご覧ください。) なお、山姥の声は樹木希林。 糸車をまわしながら歌う歌は『林檎殺人事件』です。 (追伸) tengu3711さん、よしりんさん、励ましのお言葉ありがとうございます。 いつも皆さんのレビュー拝読しております。 バイタリティあふれる、tengu3711さん、どこか懐かしい、よしりんさん、これからもレビューを楽しみにしています。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
龍の子太郎

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
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