兎の眼
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)


  • kih********

    3.0

    子供の虫は、図鑑より飼育観察が先

     大いに話題になった作品だ。その小説の映画版。小説の方は賛否両論があって激しかった。そのことがあってかどうか、映画は随分穏やかにまとめられている、感じがする。それで良しとするかどうかは見る側の判断ということだろうか。  この映画で見る限り、例えば『映画ドットコム』などで「劣悪な環境と戦いながら真の教育を追い求め、子供たちとの心のふれあいを勝ちとる一人の女教師の姿を描く。」と「解説」されているのだが、「劣悪な環境と戦い」ながら、「子供たちとのふれあい」を勝ちとることの双方に主眼が分散して、食い足りないものを感じる。  例えば、ハエの飼育をする子供との「ふれあい」。先生は昆虫の図鑑をプレゼントして近付く。もっとも在り来たりの先生的アプローチだ。図鑑を与えるのではなく、飼育中のハエの一匹でも貰う方がいいのだ。そうすれば子供のこころは開く。先生を受け容れる。  先生もハエの飼育をしてみればいい。飼育のアドバイスを子どもから受ければいい。ハエを観察していれば、子供と共感ができる。それを、「劣悪な環境」(確かにそうではあるが)の汚い虫と決めつけたような、「優良な環境」への引き上げを使命である(確かにそうでもあるが)かのようなアプローチでは近づけないだろう。  「劣悪な環境」はそれぞれの地域によって要因も状況も様々で、「戦い」や「勝ちとり」のあり方は様々で、一律にはいかない。しかし、子供とのふれあいには大原則がある。子供が見てもらいたいと思っていることを見せてもらうことだ。図鑑より実物、与える前に貰うことだ。 (ところで、この作品のレビュー欄が空欄のままだった。なぜ? すでに古い作品だから誰も観なくなった? あの激しかった批判に関わり合いたくない? 先生たちがダンマリを決め込んだ?)

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
兎の眼

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル