ある戦慄
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4.0点
この作品は電車内で2人の若いチンピラが、偶然乗り合わせた乗客たちに因縁をつけていく。ただそれだけのストーリーで、とてもシンプルである。しかし、シンプルなだけに、人間のどうしようもない嫌な部分が全面に表現された作品である。 詳しくは作品を観てほしいのだが、あえて言うならば、「人間の不満や怒り」、「突然の理不尽な暴力」、「見て見ぬ振り」など、上手く言葉にできないのがもどかしいのだが、この作品はとにかく「人間の本質」について深く考えさせられる。 1967年の作品ではあるが、古臭さは全く感じない。そのぐらい面白く、同時に深く考えさせられる作品である。
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