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銀河鉄道999 (1979)

監督
りんたろう
  • みたいムービー 83
  • みたログ 990

4.41 / 評価:321件

ハーロック達が活躍し過ぎ・・・

  • ganmei6262 さん
  • 2015年7月27日 20時56分
  • 閲覧数 2147
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作のストーリーを映画一本に纏めるだけでも時間が苦しいというのに、本作よりも知名度の劣る他の松本零士作品のキャラクターを登場させる意味が、果たしてあったのだろうか。この脚本のしわ寄せがメーテルの影の薄さに及んでいる。

実際この劇場版でのメーテルの活躍といったら、最初のパスを与える場面と終着駅で彼女の秘密が明かされるぐらいしか無い。原作では鉄郎の窮地を何度も救い、彼の保護者としての役割をしっかりと示していたわけだが・・・。機械伯爵への復讐とかトチローの死など、時間が多く割かれた部分での出番がほとんど無い。しかも、機械伯爵に復讐を遂げた時点で鉄郎の心理状態は、もはや物語のラストの心境に達してしまっており、メーテルとの意思疎通によって鉄郎が成長したんだ、と感じさせるシーンに欠けている。つまり、この劇場版の鉄郎はほとんど自力で復讐を遂げ、精神面でメーテルに支えられることもなく、勝手に一人前に成長してしまったような、そんな印象を受けた。鉄郎の成長に寄与した行為など、それこそパスをあげたぐらいしか無い。寧ろハーロックの方が鉄郎への貢献度は高いのではないかという状況。ラストの衝撃的な展開を豪華に迎えるためにも、もっと鉄郎とメーテルの絆を丁寧に描くべきだった。

やはりゲストキャラクターの出しゃばり具合が気にかかる。これは「銀河鉄道999」の映画なのだから・・・。

演出・映像は当時を思えばかなりのハイクオリテイに仕上がっている。駆け足な上に配分が上手くいかなかったシナリオを考慮に入れても、かの有名なエンディングは見る価値があると思う。とはいえ、それだけで全ての欠点を補えているとは思えない。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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