ここから本文です

配達されない三通の手紙 (1979)

監督
野村芳太郎
  • みたいムービー 17
  • みたログ 119

3.69 / 評価:39件

秋のミステリー。キャストが皆若い!

  • kananopapa さん
  • 2012年9月20日 20時53分
  • 閲覧数 1700
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

公開時は秋だったかと記憶しております。当時大人気の角川映画の宣伝手法同様、単行本や書店には映画化の宣伝があり本の栞は鑑賞割引券でした。
他のRvでも書きましたがこの当時の松竹映画は松本清張氏原作の社会派サスペンスや今村昌平氏の超現実派作品等が主だった為人生経験もなく、ただの洋画好きでアタマの弱い小学生だった私としては松竹映画は全く興味がなく見送りする事が当たり前の時代でした。

盆と正月公開の寅さんや今とは全く違うチャライ役の武田鉄也氏主演映画やリバイバル上映のドリフの映画版 全員集合シリーズが子供が観れる対象でそれら位だったかと思います。(しかし直営館には”みんなで楽しい松竹映画”と書かれたポスターが貼ってありました・・・)子供が熱狂する劇場版ガンダムはまだでこの数年先の公開でした。

っと言うのは当時の幼かった当方の感想で中年となった今ではホント楽しんで鑑賞しております。さて当作はそんな敬遠していたにもかかわらず唯一劇場で鑑賞しました。この作品で初めて現代劇の片岡孝夫氏の演技を観ました。それまでは眠狂四郎のTV時代劇でしか観たことしかなく意外な配役(歌舞伎役者でもあるので)に感じましたがこの作品を観たので次作の”わるいやつら”では当然ながら違和感はありませんでした。

劇中では玉の輿に乗ったはいいが姑や周りの華麗なる一族からは煙たがれ上手くいかない所に愛人(妹と称した)にもまとわりつかれる情けない男の役が好演だったと思います。
他にも栗原小巻氏のか弱いヒロインや権力者の役ならこの人、佐分利信氏の重厚さを持つ雰囲気は一級品!そして強烈なホルモンを観客に見せつける松坂慶子氏の演技と魅力は子供だった当方にも恐ろしいほど伝わってきました。(今では叔母様っぽい感じですが相変わらずお綺麗です)

小説や実際起きた事件で良く登場する毒薬のヒ素は本作からではないかと思う位結構良くできた物語です。ただ最後は余りスッキリしない感じは致しますが・・・。
加えて松坂慶子氏演ずる智子は華麗なる一族らの仕事(銀行)とは真逆のバー勤めのホステス。その為食卓で皆はワインを飲んでいるのに彼女だけは”ビール”。裕福と庶民との対象を上手く表現していると思います。

一緒に鑑賞した同じく当時小学生の友人は”あの女は何時もビールばかっり飲んでいるなあ”っと笑っておりました。私も同意見でした。やはりこの程度の理解力では当時の松竹映画やはり無理だった様です・・・。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • セクシー
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ