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チャップリンの殺人狂時代 (1947)

MONSIEUR VERDOUX

監督
チャールズ・チャップリン
  • みたいムービー 43
  • みたログ 606

3.74 / 評価:204件

大量殺戮を痛烈に批判する社会派映画

  • beautiful_japan_xp さん
  • 2021年3月20日 21時41分
  • 閲覧数 182
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

チャップリンおなじみのギャグやコントにあふれた作品ではない。実在した殺人鬼にヒントを得て、全体主義や大量殺戮を批判した映画。
女性たちの資産をまきあげては殺害していたアンリ・ヴェルドゥ(チャップリン)は、裁判で有罪となり斬首刑の判決を受ける。
裁判の中や記者とのインタビューで、「世界は大量殺人を奨励している」「大量破壊兵器を作るのは大量殺人のためだ」「大量殺人においては、私は素人です」「戦争も紛争もすべてビジネス。小さい規模ではうまくいかない」などの言葉を残して処刑される。

世界恐慌で破産して自殺する人や失業者が増え、ヨーロッパではナチズムやファシズムが台頭する。スペイン内乱にも触れられているのでゲルニカの無差別爆撃のことを指していると思われるが、本作の公開は戦後なので広島・長崎への原爆投下なども念頭においていた可能性がある。
現在の感覚からすれば、それほど特別な視点ではないが、本作が公開された1947年では共産主義的だとの色眼鏡で見られることになり、“赤狩り”のターゲットにされてしまう。

ヒトラーを激しく批判した『チャップリンの独裁者』とともに抑圧者への抵抗を表現し、現代でも高く評価できる作品である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
  • 切ない
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