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チャンス (1979)

BEING THERE

監督
ハル・アシュビー
  • みたいムービー 112
  • みたログ 570

3.85 / 評価:227件

人々が求めるもの

  • ita******** さん
  • 2019年1月11日 15時32分
  • 閲覧数 1387
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

40年前の作品で、私もほぼ40年ぶりの鑑賞という事になると思いますが、いつもの様に内容に関しては殆ど憶えていませんでした。しかし、綺麗な映像で観ると40年前とは思えないほど古さを感じませんでした。まあ、殆ど室内劇なので当時の風俗描写が僅かだったせいもあるのかも知れません。
今回観返した感想は、やはりスタンダード作品の秀作として手堅くて面白かったです。そして登場する全ての役者が上手いので文句のいいようがありませんでした。物語の方も今観ても色々と考えさせられる事が多くありました。
現実にはありえない物語でも、もし現実にあったとしてもそれはそれで良いのかも知れないと思わせられる作品でしたね。
例えば、今の日本の象徴として“天皇”と“総理大臣”がいますが、国民が求めるイメージとして大きくは、天皇には“人格者”、総理大臣には“リーダー”として優れた人をと願っていますが、アメリカの場合は“大統領”だけなので“人格者”としても“リーダー”としても両方を求められますよね。そこが難しいところで、正直言ってそんな人いる訳ないのだから、象徴としての存在だけで良いのかも知れないし、周りが本当に優秀な人材で固めていれば、それで成立するような構造であるような気もします。
なので、このコメディ映画には凄く現実味があり、反面、現実社会の風刺でもあり、ピーター・セラーズが演じると現実であっても不思議ではなく、社会(国民)が象徴に対して本当に求めているのものが何かが垣間見えてきます。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • 切ない
  • コミカル
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