ヒーローであり反面教師・・・
- tot***** さん
- 2015年1月26日 1時12分
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貧困の境遇からボクサーとして成功を収める主人公(K・ダグラス)は、ボクシングファンから見ればヒーローです。でもこの作品では、彼を真に支えてきた兄(A・ケネディ)、トレーナー(P・スチュアート)、妻(R・ローマン)を金、女、名誉のために裏切ったりする主人公は、むしろ反面教師的に描かれています。本来の優しい人間が、興業界の汚いプローモーターや金目当ての女たちに誘惑され人間が変わってしまう・・・。なのでラストでの主人公の死には、少し安堵感さえ覚えたりしてしまいます。決して、爽やかな作品ではありません。スポーツ映画というよりは人間ドラマです。トレーナー役のP・スチュアートがなかなかの好演で役柄的にも好感が持てました。
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