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チャンプ

チャンプ

THE CHAMP

87

kor********

4.0

ネタバレ子連れ元チャンプ

昔「チャンピオン」と書くつもりが間違って「チャンピョン」と書いて赤っ恥をさらした私です。そこまで馬鹿にしなくても、とへこんだくらい周りに笑われました。ええ、まぁまったく関係はありませんけど、なぜか自分でぶり返し…「チャンピオン」を若干略した『チャンプ』を今回は堪能です。 ボクシング映画と思いきや終盤まで試合はおろか、ろくに練習風景も描かれません(子供と仲良くランニングする程度)主演のウォーレス・ビアリーは現代のファイトスタイルとは違いアゴを後ろに逸らすボクサーなのですが、今観てしまうと下手なダンスor子供の喧嘩です。ですが、酒好き&ギャンブル好き&喧嘩好きな三大ダメ要素を見事に演じきりアカデミー主演男優賞を獲得。子供と同じようにむじゃきにはしゃいでいる姿は理想ではないかもしれませんが、子供にとっては一流のイクメン。 ですが、本当の主演はウォーレンというより息子役の“元祖天才子役”ジャッキー・クーパーです。3歳からキャリアをスタートし、小学生にも関わらずアカデミー主演男優賞候補にまで選ばれる天才ぶりは今回のおませな息子役にもピッタリとハマりました。泥酔した父の服を脱がし、隣に寄り添って寝る息子のけなげなところもあれば、タバコをくすねるわ馬を欲しがるわで狡猾さもたっぷり。泣き顔もお上手です。 肝心のボクシングシーンは当時では主流の低速度撮影(いわゆるコマ落とし)なので、現代のVFXに慣れていると…。まぁここは致し方ないところです。しかし80年後に完成された『リアル・スティール』を思い返すと技術の進歩って凄いですね~。 アカデミー脚本賞に輝く理由は、未だに多くの人々の心を打つ“ダメ親父&おませな息子”のプロットからも理解出来ます。このプロット自体も映画史に置ける大きな産物と言っても過言ではないでしょう。さて79年版のリメイクも急いで観なきゃ♪

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