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五番町夕霧楼

jig********

4.0

遊郭の恋の花は散り際が美しいか

かいつまんで書くと、 遊郭で働く女性と彼女の幼馴染との恋 ということになるのかもしれませんが、 単純な恋ではないところに ”愛”というものを感じるわけで、 個人的には絶望に向かって行ってしまう 二人の”愛”の姿に魅せられ、 なんだろう、この締め方って日本風ではあるけれど 作品としてグッと締まった感があります。 作品の舞台が遊郭ということで、 エロいおっさんの女郎を愛(め)でるセリフも 聞かれるのですが聞いているこちらがなんか恥ずかしい。 「まるで絹のような肌や。」て 実際こんなこと言ってるおっさん居たんだろか。 これを言われてどーなの?みたいな好奇心があったりしますが、 誰か言ったことある猛者にその時の相手の反応を 聞いてみたく思いました。 あぁわかった。 言っている自分も恥ずかしい。 聞かされた相手も恥ずかしい。そういうプレイか。 なんというハイレベルな・・ などと勝手に想像してみましたが真相はいかに。 お客として一番好きだけど愛する人は別とは 彼女のセリフでしたが、割り切って仕事としてできる という部分が女性ならではだなと。 男としては非常にわかりにくい感情だけれども、 こういう男女の違いが 男と女の物語を生んでいるわけねと 納得したような達観したようなそんな感じです。 男の選んだ道、女の選んだ道、 納得はしないけど二人の行く道の行先は 行き着くところそこだったのかなと なんとなく理解はでき、 それが作品として私の心に素直に 受け入れられたような気がしました。

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