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四季・奈津子

たーちゃん

3.0

ネタバレ仕方ないでしょう。私の人生だもの。

スクリーンで公開した当時高校生だった私はドキドキしながら鑑賞した覚えがあります。 この頃の烏丸さんって25歳くらいだったみたいですね。まだどこか表情には幼さも残り、今見ても見事なプロポーションで綺麗な方だなと思います。 この方が演じる奈津子はとても魅力的で、奈津子に振り回される恋人の達夫役を風間杜夫さんが好演しています。製作された1980年といえばまだ映画「蒲田行進曲」もドラマ「スチュワーデス物語」も前の話で、つかこうへい事務所の舞台でガンガン評価され始めていた時代で、風間さんもこれから世間的に評価される寸前の作品で、奈津子に振り回される青年を演じていました。 時代的には女性が社会的にも進出して自立する時代。 新感線の中で詩人と話しているシーンがありますが、ふつうならうざいと適当にあしらってしまいそうなのですが、きちんと老詩人の話題に興味を持って聞いている姿勢に人の良さを感じました。 その後嵐の夜にテント芝居で知り合ったカメラマンに自分のヌード写真を撮影してもらいますが、いい意味で抵抗感がなくすんなりと溶け込んでいました。 それよりもカメラマンに連れて来られた部屋にいたケイという女性。作詞家でもある阿木燿子さんが演じているのですが、阿木さんの演技がヘタでヘタで見てられません。 そのごなぜかケイも裸になり、二人での少しレズビアンチックなヌード撮影会になるのですがこの時の画面が素晴らしいです。阿木さんの肢体も烏丸さんに負けず劣らずとても綺麗な姿でした。 ストーリー的にはうつ病の妹を気にしながらも自分のやりたい事を後悔しないように行動する奈津子を生き生きと描いています。 性に対しても開放的で、恋人の達夫だけの関係だとつまらないと思ってしまうのもこの時代の女性の考え方なのかと思いました。 最後には偶然が重なり、女優としてデビューする事となります。 ラストには監督のOKをもらって晴れやかな表情の奈津子で幕となります。 これからの烏丸さんの生き方や作品を見ても、これが一番の代表作だった気がします。 今は見る影もないおばちゃん役を好演していますが、こんなに綺麗だったんだよと今の烏丸さんしか知らない方に見せてあげたいと思いました。 そういえばカメラマン役の本田博太郎さんも最近はヘンなおじさん役が多いですが、こんなに爽やかだったんだよと教えてあげたいと思いました。 烏丸さんの写真は篠山紀信さんの撮影だそうです。 この写真をスライドで見ながら、その画面と実際の烏丸さんがオーバーラップしながら裸になるシーンがあります。とてもエロチックです。 ただこのエロさは是非女性の方に見ていただきたいエロさです。 残念ながら人間は年をとります。すると若い頃とはどうしても肌も荒れ、バストもヒップも落ちてきます。この頃の烏丸さんのヌードはとても美しく綺麗で張りがあります。 この時にこういう映画を残せた烏丸さんはラッキーだったと思います。 作品のストーリー的には正直面白味はありません。 烏丸さんと阿木さんのヌードありきの作品でしょう。

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