ヒポクラテスたち
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(17件)

切ない21.1%コミカル18.4%知的15.8%笑える10.5%楽しい10.5%

  • エル・オレンス

    3.0

    ネタバレ医者役の手塚治虫が感慨深い。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ガーディニア

    4.0

    ATG流青春の光と影

    ヒポクラテスたち。まぁ〜素晴らしい映画になっております、と林美雄氏ならずともため息が出そうな若き息吹たち。 若いのは俳優だけではない、大森一樹監督28歳の作品。そして、今や重鎮になった名優たち、既に故人となった方も。皆若い! 40年前の作品ですから、何があってもおかしくは無い。 あの晴れた1980年の京都をパッケージした、青春の光と影であります。 若き研修医たちの卒業前の研修をテーマにした作品。研修の合間に若さの発散にデモ、スポーツ、喧嘩、酒、セックスに明け暮れます。 2万5千あるという病気の中で、治療が可能な病気は5千だけ。が、印象的。なかなかうまくいかない研修、だるい研修は続く。 当時は最新鋭だった、CTスキャンについてビートルズ絡みの説明をするジキルハイド氏、ベレー帽を取ったGH手塚治虫氏、怪盗鈴木清順氏の応援も楽しい。 しかし、最高の見どころは、後半の故古尾谷雅人さんの狂気のシーン! それまで、なんのことはない、ただの太陽ポカポカの青春映画だと思いきや、後半観る人全てを思いっきりズドンと黒い絶望の崖に落とされてしまうかのようなシーンが待っている。ホームドラマ的なBGMもこのシーンだけキングクリムゾン風に変わります。このBGMを担当された方、ノンクレジットだが、チンピラちょい役で出演もされておりますな。 そして我らがアイドル、か弱い隠れメンヘラ研修医役の蘭ちゃんも悲劇的なラストを迎えます。 この作品以降、ある意味キレイな8mm風な映画は経済的に望まれなくなり、デジタルで刺激的でわかりやすい作品が多くなります。ATGの終わりでもあります。 そんなアートシネマの自由崩壊直前の、記念碑的な映画、ヒポクラテスたちに乾杯。

  • be_********

    5.0

    若さが眩しい

    あの頃の若き医大生の生活ぶりをうまく切り取った傑作。登場人物たちの年代より遥かに若い年頃で見て以来、いつの間にかその年代を通り過ぎてしまったが、そんな今でもなお見たくなる。今の若けーのも頑張れ!

  • pin********

    4.0

    そして医師になる

    昨日、シネヌーヴォで鑑賞。大森監督のトークショー付き。 上映終了後のトークショーでの監督の言葉。 「本作を作るまえ、自主制作をやっていて・・・その上映会後に質疑応答とかあるわけですよ。そこで、こういわれました『大森さんって、映画をやめても医者で喰っていけるんでしょ。僕らはそうはいかない。』って。その瞬間、思ったわけですよ『何をぉぉ。そんな簡単に医者になれるかぁ。そういう映画を作ってやる』って」 古尾谷雅人、内藤剛志、阿藤海、斉藤洋介・・後に名優と呼ばれる人達を、よくもまぁこれだけ無名時にそろえたものだ、とその目利きに感心する。 ポテンシャルを持ちながらも俳優を目指してもがいている無名な彼らが、医師を目指してもがいている医学生を演じる。それを、医師を断念してプロの監督を目指してもがいている大森監督が撮る。 本作の魅力はこの多重構造のもつエネルギーにつきる。 本作は商業映画として完成度は発展途上の部分が多い。 大森監督が自主制作映画出身なのでカメラワークやセリフ、演技指導もその延長線上にある。またATGなのでお金がかけられない(それでも、本作は破格の4000万円だとか)。 ただ、大森監督が凄いのは、無名の卵たちがふ化してブレイクするには、その道の名人が競演することで、先達の熱量を利用するのが一番効果的と言うことを知っていた事だろう。 これは映画好きの大森監督が「ゴッドファーザー」や「スターウォーズ」から学んだことなのか、それとも医大生としての経験なのかわかりませんが、的を射ている。 医師で漫画家の手塚治虫。医師でミュージシャンの北山修(大森監督と同じ京都府立医大出身)。 俳優陣は、原田芳雄、渡辺文雄、森本レオ。 映画監督の鈴木清順。 いずれもカメオ出演程度だが、そこには重要な意味がある(能力の高い人とは短い出会いであっても学ぶことは多い。ちなみに手塚先生にはダメもとで頼んだら「この日なら1時間ぐらいなら時間を作れるよ」と快諾してくれ、当日1時間で撮影を終え、自身の職場に戻られたそうな。カッコえぇわ。おかげでベレー帽を被っていない手塚治虫という貴重な映像を観ることが出来ました^^。)。 医師であれ、役者であれ、映画監督であれ、プロの職業人を目指すのであれば、(1)基本スキル(2)(1)を向上させる日々の努力(3)自身の行為から起こった結果から逃げない覚悟。が必要である。また、個人でだけで悩む必要はなく先達の知恵は借りるべきである。 そしてプロになる。 本作は死ぬまでにもう一度映画館でみたい作品だったので昨日は大満足でした。 しかも、フィルム上映だったので公開当時とほぼ同じ条件でみることが出来て良かったです(フィルム世代の自分には、映画を観る環境がフィルムかデジタルかというのは、例えるなら・・。モネの「日傘をもつ女」をオルセー美術館で現物を見るか、大塚国際美術館で陶板画をみるか、位の差がある)。

  • der********

    4.0

    ぼくとぼくらと彼らたちの映画

    何歳になろうと、どんなに爺さんになろうと、上映されている映画館があれば、這ってでも観に行きたい映画。 若い頃に観て感動した映画の中には、歳を取って観直してみたら、「あれっ?」て感じてしまう映画が少なくない。特に「青春」と呼ばれる一時期をテーマにした映画にはそれが顕著であると思う。映画と初恋の相手が似ていると言われる所以なのかもしれない(再会して幻滅するよりは、初恋の相手は思い出の中においておくのがいい、ってことだろうか)。 公開以来、何度となく観たこの映画。フィルムの上に焼き付けられた若者たちの姿はそのままだが、ぼくも彼らも相応に歳を重ね、世の中も大きく変わってしまった。社会を糾弾していた長髪の若者はトラベルミステリの「警部」に転向し、子連れの年長インターンは巨大不明生物に対応する時の政府の「官房長官」にまで昇りつめた。みずからの手で命を絶った者を含め、鬼籍に入った役者さんも多い。幸せな家庭を持ち、充実した役者人生を歩んでいる「蘭ちゃん」は今でもぼくのアイドルだけど、仲間の一人は若くして天国に召されてしまった。舞台になった京都の街も様変わりし、医療をめぐる環境も変化してる。タバコを吸いながら議論し、酔っ払っては殴り合うような若者の姿を見ることもなくなった。 すべては変わる、人も時代も……。 でも、それだからこそ、ぼくはこの映画を観続けたいと思う。取り巻く環境こそ異なるものの、かつてぼくにも、あっちに行っては頭をぶっつけ、こっちに行っては頭を小突かれ、右往左往していたこの映画の若者たちと同じような一時期があった。決して戻ることはできないけれど、観るたびにあの頃を思い出させてくれ、流されていく自分を立ち止まらせてくれる映画。あの頃を「青春」なんて呼んでしまうほどに情けなく年老いてしまったぼくだけれど、そう、この映画は、まさに、「ぼくとぼくらと彼らたちの映画」なのだ。

スタッフ・キャスト

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古尾谷雅人荻野愛作
伊藤蘭木村みどり
光田昌弘河本一郎
狩場勉大島修
柄本明加藤健二
西塚肇王龍明
真喜志きさ子中原順子
小倉一郎西村英二
阿藤海神崎靖邦
内藤剛志南田慎太郎
金子吉延渡辺大介
斉藤洋介本田俊平
加納省吾高木敬三
宮崎雄吾野口英雄
池内琢磨中原剛
牟田悌三中原虎一
草薙幸二郎内科教授
絵沢萠子加茂の家の女将
森本レオ卒業写真の写真屋
角替和枝妻・直子
高山千草産婦人科婦長
岩浅豊明産婦人科教授
松田政男卒業写真の教授
田山力哉卒業写真の教授
草壁久四郎卒業写真の教授
手塚治虫小児科教授
軒上泊[出演]村中助手
原田芳雄徳松助教授
渡辺文雄河本清三郎

基本情報


タイトル
ヒポクラテスたち

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル