ミスター・ミセス・ミス・ロンリー
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(8件)


  • おおぶね

    2.0

    バンジージャンプ

    イニシエーションみたいにATG映画を見ていたものだ。 今から見ても新しい、と言いたいところだが、そうは問屋がおろさない。 混乱しているだけでみんな面白がっていたのだ。 紛争後の混乱した時代を自分が生きていたことを思い出した。 今は成れの果て!

  • ********

    5.0

    孤独な男女の神話

    1980年。神代辰巳監督。電柱に縛られている女を通りかかった男が助けると、女はそのまま男の部屋に居ついてしまう。女は今までもそうやって一定期間男の元で過ごし、別れると電柱に戻るという暮らしをする孤独な女であるらしい。ところが、男の方も捨て子で戸籍がなく、キャバクラを経営しながら危ない仕事を続ける孤独な男だった。共感しつつ反発する二人。そこへ、企業倒産に絡んで大金を強奪した出版社勤務のインテリ中年が関係してきて、奇妙な三角関係が生まれる、という話。ほかに出てくる人も決まって孤独で優しい男たちばかり。 筋が複雑で見えにくいという以上に、人間関係が細やかに描かれいるがゆえの複雑さがある豊かな作品。場面の中心を常に外側に向かってずらしていこうという音楽と映像が重なっている。映画を撮るものの自己意識も存分に含まれており(小説を模倣する主人公の設定とか、外国人のまなざしショットとか)、物語の中心などなったく気にせずに映画は進む。この複雑さがすばらしい。少々甘ったるいのは当時22歳という主演の原田美枝子が原案を書いたせいか。脚本にするにあたって神代監督とどのようなコラボレーションがあったのか興味深いところ。この複雑さの由来は研究されているのだろうか。 物語も描写も決して現実の生活を反映してはいないが、奇妙なリアリティがある。神話的な出来栄え。

  • des********

    4.0

    原田三枝子の儚そうで強かな女の演技が良い

    川崎市市民ミュージアムのATG特集で2015/11/08に鑑賞。 強奪したはいいが、番号を控えられた新札のために使えず、その金を誰かに押し付けようという騙し合いのトリックが話の本筋ですが、なんと言っても当時21歳の原田三枝子のかわいさといったらないです。彼女が演じる千里はいろんな男の元を転々として、その度にDVを受けていたらしく、怯えた子犬のよう。それでいて過去の男たちの家の合鍵をこっそり拝借していて侵入し、こそ泥しているという強かさもある。いつも鼻をすすっているし、唇を噛むのも良くするなど、神経質そうな面も。見た目も可愛い。細身なのに巨乳。今の女優でいうと沢尻エリカを巨乳にした感じかな?とにかくマイペースで一緒に生活したら生活が破綻しそう。それでいて別れたら一生忘れられない女、そんなキャラクターです。 そんな彼女に振り回されるバーのマスターの宇崎竜童、悪知恵は働くけど、ちょっと情けない感じもよかったし、知能犯の原田芳雄の渋い演技も良かったです。 脚本の刹那というのは原田三枝子さんのペンネームだそうです。こんなペンネームをつけるなんて若い頃はとがってたのかな?(^^;)

  • jmt********

    5.0

    原田美枝子

    原田美枝子が可愛いすぎる 原田美枝子が可愛いすぎる

  • 4.0

    どことなくジャームッシュっぽいかも

    74点 クラブのマネージャーをつとめるイチオはある夜、人のいない田舎道の電柱に縛られていた女を助ける。 家に送ろうにも彼女は住所を言わず、結局イチオは素性の知れないこの女に自宅に住みつかれてしまう。 いっぽう世間ではなんたら商事のなんたら氏が15億円を横領して失踪した事件が騒がれてる。その15億を横取りした三崎。彼は番号を控えられていた使えない大金を宗形を利用して浄化しようと考える。 宗形とイチオは知り合い同士。で三崎はまずはイチオに近づいて……三人の奇妙な共同生活がスタートする、と。 たぶんストーリーはそんな感じであってるんだと思う。 青春映画×金融モノって感じで金にまつわるエピソードは正直わかりにくかったが、ラストには、ああ、そうゆうことだったのね、と納得のいくオチが用意されているため、それなりに楽しめた。 ストーリーよりなによりも、この映画の面白いのはなんといっても単純にフインキ。 見た目怖いくせにやたらやさしい宇崎竜童に自堕落な辞典編集者原田芳雄、そして謎のフシギ系少女原田美枝子、彼らをおさめる青い画面。 むせかえんばかりの1980年の空気感と突如はいるバンド演奏演出のキモチよさ。 カットのタイミングもキモチいいリズムをうむ。 金の話はよくわからんでもこれだけでこの映画はイケる。 あとストーリーにそれほど大きく関わるわけではない細かいエピソードや設定がいちいちオシャレ。 合鍵ドロボー、手と足にちぐはぐに繋れた手錠、辞典編集の愚痴……。 観終わったあとの感じはジムジャームッシュ映画に似てる。 ちなみにあとで知ったことだけど、脚本の原案を考えたのはチサト役の原田美枝子自身。 チサトは映画の中で、自分が敬愛している小説のヒロインの生きざまを模倣していた。原田美枝子は自分が考えたキャラクターをチサトに真似させてそれをさらに自分で演じる、とゆう。 なんて複雑さ。 そこらへんを意識しながらみると、またあらたにこの映画の魅力がうまれるのかも。

  • o9t********

    4.0

    彼女は何者?

    神代監督の作品を初めて観ました。 何気なく観始めたら、あっという間に惹き込まれました。 時代の空気感と魅力的な人物描写。 監督の視点は、 登場人物ひとりひとりに寄り添いながらも並列に描かれている。 俯瞰で観ていない。 (いや、俯瞰で見る視点も好きだけど) 寄り添い、じっくり描写しながらも、踏み込みすぎず謎を残す。 それがより魅力的なキャラクターを際立たせているんじゃないかな。 宇崎竜童、原田芳雄、天本英世、名古屋章、三國連太郎! 誰をとっても魅力的。 しかしなんといっても原田美枝子。 今リメイクするなら吉高由里子でしょうね、ってくらい かわいくて、鼻にかかった声でわがままで不思議な少女を演じ その一見儚い存在感を、スクリーンに強烈に焼き付けていました。 (タイトルロールによると製作にも関わっていたようで…何者?) 70年代後期のアメリカ軍基地を舞台に それぞれ謎を秘めた男女三人が奇妙な共同生活。 ブルースとロックと常に気だるく物悲しい病んだ空気が癖になる。

  • いやよセブン

    3.0

    道ばたに手錠につながれた女が

    その女(原田美枝子、可愛い)を助けたゲイの男(宇崎竜童)のアパートに転がり込むが、鍵束を持っていて、勝手にいろんな家に入っていく女をみて、ヤバイと感じ再び手錠につないで放置する。 次に現れたのが面識のある男(原田芳雄)だったが、この男、金融犯罪の金12億円を横から掻っ攫ったのはいいが、札番号が控えられていて使えなくて困っていた。 この三人が12億円に面白可笑しく絡んでいき、最後に笑うのは?と言う展開になる。 観客は間違いなく最後に笑えます。

  • どーもキューブ

    2.0

    ATGイン神代辰巳

    原田美枝子脚本、神代辰巳監督、ある小説の感想をつづるノートと鉛筆。画面には原田が電柱に手錠につながれている。なんか新しいさを感じた。(歩道にバンドが居たり。)宇崎が運転する車に彼女がのる。その後企業の金をめぐる口聞き役、ランニング姿が眩しい原田芳雄が加わり、三人の奇妙な共同生活が始まる。時折酒を飲むシーンがありますが確実にマジ飲みかなーというシーンあり。のち三國連太郎の社長さん、故名古屋章のオカマ(上手そしていそー)、「もうちょっと次は場所をえらびたまえ」謎の富豪故天本死に神博士が助演。

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