幸福

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幸福
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(20件)

切ない29.2%泣ける25.0%悲しい16.7%かっこいい8.3%不気味6.3%

  • bel********

    3.0

    家族の繋がり、人との繋がり

    家族との繋がり、人との繋がりを主に描いた映画です。 主役の水谷豊が刑事なので、捜査の場面がふんだんに 出てきますが、刑事物としてはイマイチかも。 (滲む汗や息遣いなど、水谷豊のリアルな演技力は良い) 今の刑事ドラマのように伏線の回収を楽しむ感じではなくて、 最後の方でいきなり犯人が登場します。 捜査の過程で浮かび上がってきた怪しそうな人物は 事件とは関係がありませんし、過程で起こるゴタゴタは 家族間の繋がりを試すかのような、まるで試練の扱いです。 もっとも破綻しかけの家族を描いた映画としては 良い撮り方をしているなあと思います。 フィルムの現像をわざと銀残しにしているので、 映像も淡い色合いで統一されています。 少しモヤのかかったような雰囲気は映画の内容に 良く合っているのではないかと。 犯人は終盤であっさりと逮捕され、殺人事件は解決。 でも出て行った嫁さんは帰ってくるか未定のまま。 私はね、帰ってきても上手くいかない気がします。 何だろうな、息が詰まりそうなんですよね。あの家。 そういう意味では曖昧な終わり方でもいいのかも。 家族の再建という淡い希望を残しつつ終演ということで。 演出や映像は好印象なので高得点も考えましたが、 刑事物としてはやや弱いので星3つでお願いします。 最後になりますが。 関西人がそば屋のことをうどん屋とは言いませんね。 そんな事は聞いたことがありません。 なので犯人に気づくシーンは唖然としました。

  • のりさん

    5.0

    ネタバレ水谷豊をシリアス路線で起用している名作

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • しいちゃんのパパ

    5.0

    ☆2010年から見る1981年の東京☆

    うつろ覚えですが、中学生の頃に、 この映画がTVで放送された時に見た記憶があります。 一部しか見てないにせよ、 鮮烈でシリアスな映画だったと記憶しています。 けど、この30年間、ビデオにもなってなかったんですよね。 今日、DVDレンタルで視聴。 30年経過して、記憶が薄れたけど、鮮烈に残って、 もう一度見たい映画の1本を見ることができて嬉しい限りです。 この映画の原作は、エド・マクベンが書いた警察小説 『87分署シリーズ』の『クレアが死んでる』がベースです。 当時の警察ドラマ(映画)は、勧善懲悪が基本で、警察官の 人間らしさより、正義を貫き、悪を倒す事を重点に描いていたのが 普通であった時代の中で、画期的な内容と言えます。 今、改めて見ると、今の基準で見ると、 やはり、誇張された台詞や、演出とかで、 違和感を感じる部分もありますし、 ストーリー内容がテレビの上質な2時間ドラマとの 違いを感じられませんでした。 とは言え、見る者を惹きつける何かがあるんです。 だから、上に書いた違和感とかを払拭する位の 魅力がこの映画に備わっている。 その代表が、監督である市川崑さんがこだわった 『銀流し』という映像処理した、東京の姿と その街に住んでる人々や生き様の表現。 そこに、市川崑監督独特の、 オープニングクレジットや、 影と光のコントラストを強調したシーン。 サブリミナルギリギリの数秒だけの挿入したカット割り。 金田一シリーズに出ていた、あの有名な俳優さんと登場。 それらが絡み、見事な映画の世界観を出し、 見る者を魅了してしまう。 『銀残し』を通じて見せる東京や東京に住んでる人々。 色が抜けた表現で見せるその姿は、 都会ならではのドライさを感じ、温かみを感じにくい。 だから、そこに住んでる人々が住んでる人々の苦悩や温かみ を感じ、人間の表と裏の部分を否応なしに感じる。 村上刑事(水谷豊)と寂しい思いをしている2人の子供。 銃弾に倒れた中井庭子(中原理恵)を失い、 苦悩と、復讐心にかられる北刑事(永島敏行)。 中井庭子の複雑な過程事情。 捜査の過程で見えてくる中井庭子の意外な行動と 行動で浮上する、社会の底辺に居る家族とある事件。 事件の捜査過程で見えてくる、人間の姿。 人には、守るべき、幸福がある。 その幸福が失われた時、どうするのか? 人間はどこまで愚かなのか? 失われて解る、幸福の大切さ。 環境が人間・人格を形成する。 この映画の公開当時は、 当時の1981年『東京』の姿を描いている。 今、2010年に見る『1981年の東京』・・・ 確かに、目に見える部分は変化や進化している。 しかし、この映画で描く人間の内面とかは、 1981年と比較しても、違いがないことに気づく。 正直、この映画を再び見れるとは思わなかった。 TVで見た頃の自分とは違う視点であり、感想を感じる。 とは言え、普遍的な内容である、人間の姿は、 30年経過しても、ブレがなくしっかりと伝わるのである。

  • りゃんひさ

    4.0

    原作との比較、シルバー・カラーの復元

    権利関係から長らく幻の作品となっていた市川崑監督、水谷豊主演の『幸福』、東京国立近代美術館フィルムセンターによる特殊現像プロセス「シルバー・カラー」を復元しての初ソフト化です。 原作はエド・マクベインの87分署シリーズ『クレアが死んでいる』。 エド・マクベインのこのシリーズにハマッタのは、この映画が公開されてから数年経てから。 ですので、残念ながら、公開当時、この作品は見逃していました。 作者のエド・マクベインは死去しているのですが、読者のわたしの方はシリーズを継続読書中。 終盤に差し掛かっていて、残り10冊を切ったあたりです。 原作の『クレアが死んでいる』は、87分署の若い刑事バート・クリングの彼女が乱射事件の犠牲者となる物語で、バート・クリングに相当する役を映画では永島敏行が演じています。 クレアに相当する役は中原理恵が演じています。 水谷豊は、このシリーズの中心人物スティーヴ・キャレラに相当する役です。 原作ではタフガイのイメージが強いキャレラですが、映画では妻に逃げられ(一時的に家出され)、小学生のふたりの子供を育てる少々しょぼくれた役どころです。 映画も、原作同様、乱射事件の三人の被害者のひとりである中原理恵のプライベートを調査するうちに、それまで恋人だった永島敏行が知らなかった彼女の側面を知り、彼女が係わった不幸な事実があらわになっていきます。 そこで描かれるのは、男と女、夫と妻、親と子供の関係です。 事件の結末は、87分署シリーズお得意の、脇道から真実、のパターンなので、意外とそっけない感じがするかもしれません。 でも、それはこの映画の欠点でも弱点でもありません。 この映画は、ひとつの事件を通して、社会の中のささやかな幸せとは何ぞや、を描いているのですから。 原作の87分署シリーズも多岐に渡る並行して発生する事件から、社会の縮図を描こうとしていたのですから、原作シリーズの狙いと合致しているといえましょう。 そして、現実の社会のリアリティを感じさせるために市川崑監督が選んだのが、通常のカラーから色が抜け落ちたように見えるシルバー・カラーという手法。 映画ファンなら見逃せない作品ではありますまいか。 評価は★4つです。

  • oni********

    5.0

    ネタバレ幻の作品が観られるとは!

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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水谷豊村上
谷啓野呂
中原理恵中井庭子
永井英理村上の娘・信
黒田留以村上の息子・勉
市原悦子車崎るい
草笛光子舟津川良子
浜村純中井長作
加藤武剣持刑事課長
常田富士男千石刑事
河合信芳小田切刑事
小林昭二福祉センター職員
佐々木すみ江雨宮の奥さん
三條美紀遠藤の奥さん
桜井勝鳴沢正雄
青地公美女子学生
三谷昇徳丸館の主人
辻萬長ムチウチ病の刑事
宇野喜代看護婦A
古俣敦子看護婦B

基本情報


タイトル
幸福

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
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